HOME山行記録 >矢筈山(1848) 石堂山(1636) 白滝山(1526)> 令和6年1月2日

矢筈山(1848) 石堂山(1636) 白滝山(1526)

★令和6年1月2日概念図 記録 写真




令和6年1月2日 矢筈山(1848) 石堂山(1636) 白滝山(1526)

【日時】2024 令和6年1月2日

【天候】 曇 晴

【記録】

木地屋橋 5:09 --- 矢筈山(9:53--10:18) --- 石堂山(11:41-12:09) --- 白滝山 (13:01-13:22) --- 石堂神社 14:11 --- 林道大惣線登山口 14:46 ---木地屋橋 14:58

【山頂】

ことしも 年始の初登山は 矢筈山(1848)。

例年 雪深いことで 知られる 矢筈山系では2023年12月20日頃からの降雪で だいぶ積雪があった。

だが その後の 暖冬気味の天候で 積雪は だいぶ減少。

片川上流の 木地屋橋の橋の上には ウッスラの残雪と 除雪でできた雪山が残っていた。

まだ暗いなか 木地屋橋を出発し、林道をたどる。

林道終点は更に奥へ延伸されていて、よく見ると石銘板に令和5年11月竣工となっていた。

ただ この林道工事のために 旧道への取付きは 暗闇の中では 非常に 分かりにくくなっていた。

山道を登っていくと 次第に残雪が増えてきて そのうち しまった雪の上を歩くようになる。

前日の新雪も ところどころ 日陰にウッスラ 見かける。

明るくなると 曇。

標高の高いところでは 風も強くなり 木々に しっかり雪がついている。

矢筈山の北斜面では 残雪もまずまず多く残っていて、雪が締まり表面はクラストしていて快適なペースで 進むことができる。

標高1750mあたりの山頂北側の危険な雪庇帯では 雪が西側から東側へ大量に吹き込んで発達・崩落した痕跡が多数あるが、幸い危険な雪庇は落ちていて無事通過。

矢筈山山頂は 北側には大量の残雪残るが、南側の雪は少なくて 三角点が露出。

■矢筈山 「マイナス3.1度 南4.6-10.1m ガス 視界なし。」(累計登頂回数 173回)

石堂山への 縦走路へ向かうと  天候が みるみるうちに回復。

青空がでて 振り返ると ガスがとれて矢筈山が見えてきた。

縦走路では 西から吹きつけた 大量の雪が 稜線東側に溜まっていて快適な雪稜歩きを堪能。

■石堂山 「マイナス0.2度 西2.0m 晴 矢筈山 天狗塚 見える。」(累計登頂回数 117回)

陽射しが出て 気温上昇。暖かく感じる。

白滝山に向かうと だんだん雪が少なくなっていった。

■白滝山 「プラス3.0度 風弱く 晴。」(累計登頂回数 75回)

石堂神社から木地屋への旧登山道は伐採作業の倒木のため わかりにくくなっていた。

2024 令和6年1月2日現在
累計山行日数 2056日(内 四国 1666日)

---------------------------------------------------

【つるぎ町】

■つるぎの宿 岩戸 (電話 0883-67-2826 )宿泊・入浴
https://www.tsurugi-eetoko.com/iwato

■剣山木綿麻温泉 (電話 0883-62-5500)入浴のみ
https://www.tsurugi-eetoko.com/yuma

---------------------------------------------------

【動画】

https://youtu.be/SCrk5nt7caM




【写真】

flickr
https://www.flickr.com/photos/shumiyama/albums/72177720313796338/

ヤマレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6334237.html

YAMAP
https://yamap.com/activities/29075632

-----------------------------------------------------------
ガーミンGPSMAP66i ライブトラッキング(2024年1月2日)
-----------------------------------------------------------



■2024年1月2日 GARMIN GPSMAP66iのライブトラッキングを実施。

GPSMAP66iにて イリジウム衛星経由で 10分ごとの現在位置をリアルタイムでWEBサイトに表示。 

ライブトラッキング、メールでの双方向通信 ともに順調。

(携帯電話圏外エリアでも作動)

-----------------------------------------------------------

【APRS】

2024年1月2日 APRS(Automatic Packet Reporting System)

APRSは 山中の登山者の現在位置を リアルタイムで 地上側で パソコン・スマホのグーグルマップ上にて閲覧でき、山岳遭難対策には きわめて 有効なシステムです。

ただしアマチュア無線家の皆様によって運営されていて アマチュア無線従事者の資格と アマチュア無線局の開局免許が必要となります。
今回も アマチュア無線位置情報システムAPRSネットワークを しっかり使わせていただきまして、多くのアマチュア無線家のみなさんには 大変お世話になり ありがとうございました。



「 JJ5MDM-7 」 アマチュア無線の電波
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=86400&tail=86400
アマチュア無線の電波をつかうJJ5MDM-7 



「 JJ5MDM-5 」携帯電話網ネット接続環境からスマホアプリ「APRSdroid」使用。
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=86400&tail=86400



「 JJ5MDM-7 」と「 JJ5MDM-5 」を 同時に表示
http://aprs.fi/#!mt=roadmap&z=11&call=a%2FJJ5MDM-7%2Ca%2FJJ5MDM-5&timerange=86400&tail=86400/


-----------------------------------------------------------

■IBUKI.run 活動ログLIVE配信 2024年1月2日 うまく作動せず。

携帯電波 圏外エリアから 使用開始の 操作しようとして うまく作動せず 失敗。全く不調。

そもそもIBUKI.runは 携帯電話圏内エリアでの使用を前提にしていて その弱点が 露呈した結果となった。

携帯電話圏外エリアでは 全く 使用不可と考えていい。

■同じ出発場所から アマ無線APRSを操作した場合では

 「 JJ5MDM-5 」携帯電話網ネット接続環境からスマホアプリ「APRSdroid」使用すると うまく作動していたのだが

IBUKI.runでは 全く 使用できないということは やはり 微弱電波の拾い方というか システムの設計がまともな電波受信を前提にしているのか 基本的なところの違いがあるのでは?

https://ibuki.run/
3分毎にリアルタイムに現在位置を表示公開。

携帯電話圏外エリアでは リアルタイムには表示できず、携帯電話圏内になって はじめて表示できるようになる。

-----------------------------------------------------------

【気象】


2024年1月2日 午前9時 地上天気図



2024年1月2日 午前9時 500,300hPa高層天気図



2024年1月2日 午前9時 850,700hPa高層天気図



2024年1月2日 レーダーアメダス合成値(気象庁発表)過去24時間降水量変化:動画 (国際気象海洋株式会社)






短期予報解説資料





  • 趣深山shumiyama.com 2024年1月2日
  • 趣深山Jimdo 2024年1月2日
  • 2024年1月2日 fc2
  • 2024年1月2日 xdomain
  • 趣深山ブログ goo 2024年1月2日
  • 趣深山ブログ fc2 2024年1月2日


  • ■定点観測 積雪量比較 矢筈山(1848)
    https://shumiyama.com/kiroku-huyu/teiten/yahazu.html

    ■定点観測 積雪量比較 矢筈山(1848) 北側稜線
    https://shumiyama.com/kiroku-huyu/teiten/yhazu-ryosen1.html

    ■定点観測 積雪量比較 石堂山(1636)
    https://shumiyama.com/kiroku-huyu/teiten/isidouyama.html

    ■定点観測 積雪量比較 石堂山 南 水場標識
    https://shumiyama.com/kiroku-huyu/teiten/mizuba-isidou.html

    ■定点観測 積雪量比較 白滝山(1526)
    https://shumiyama.com/kiroku-huyu/teiten/sirataki.html

    -----------------------------------------------
    【雪深い 矢筈山】

    ■剣山系の山域でも とりわけ 雪深い 矢筈山。
    地味だが雪が多いと かなり手強い山だ。

    ----------------------------------------------------------------------------

    【アプローチ】

    ■つるぎ町からの アプローチの徳島県道 木地屋赤松線 の先、 林道大惣線は、過去の 大雪の時などは、大抵の場合 林道斜面からの雪崩も発生したりしている。

    最終民家を こえて 車で 奥まで入っていたりすると 日中の雪崩で うかうかすると 退路が遮断されたりする危険もある。また ここは 落石も多い。

    大雪の時でも 一番安全策は、除雪サービスされている範囲内 木地屋の最終民家付近で 駐車すれば なんとかなる。

    原則「どんな場合でも 最終民家手前の駐車であれば まず絶対間違いない」

    注(最終民家でも 廃屋でなく 『人が実際住んでいる最終民家』)

    ----------------------------------------------------------------------------

    ■工事などでの 除雪は 都合により 取りやめになることもあり 要注意。

    最終民家手前での駐車という 「安全策」は、今回は とりこし苦労だったかも しれないが 片川沿いの林道は 基本的に 除雪サービスのない林道。

     車がスタックし Uターンもできない状態になれば あれこれ脱出に苦労し、駐車場所も 掘り起こさなくてはならないので、30分ぐらいは すぐ経過しまう。
    手前に駐車して30分歩いたほうが 時間的にも 精神的にも はるかに 余裕ができる。

    ここでは 過去の大雪時 何度も 痛い目に遭った経験で 「羹に懲りて膾を吹く」ぐらい より慎重になる。

    なお冬期間工事中では 工事関係車両が 駐車スペース 作業ヤードなどを占めているため工事関係車両の邪魔にならないよう はるか手前に駐車しなければならない。 

    ----------------------------------------------------------------------------

    【大雪の時の難所】

    ■片川沿いの山道

    急峻な溪谷の中腹を まいて通過する 山道は 大雪のつき方次第で 一気に難所に。
    さらに 大きな 高捲きしたことも過去 何度も。

    ----------------------------------------------------------------------------

    ■橋 片川沿いの橋

    橋の上に 大量の雪がつもり キノコ状態になり どこが 橋本体か まったくわからなくなる。
    わたりながら キノコ雪を 叩き落とすとなると 一気にブロック崩壊しそうで 大変危険。
    こうした時は 橋は諦めたほうがいい。

    うまくいけば スノーブリッジで渡れるか そもそも冬は水量が少ないので 徒渉のほうが 安全確実。

    ----------------------------------------------------------------------------


    ■大雪時は 「2連橋片川 左岸」より 「片川 右岸」のルートをリコメンド

    片川にかかる2連橋を通って 片川 左岸を まいていく 道は 南面で 雪崩が発生する 危険箇所があり 過去何度も デブリを目撃している。
    大雪時、場合によっては 更に高捲きするか・左岸沿いをやめて 「片川 右岸沿いのルート」を選択したほうがいい。

    このところ 大体において 「片川 右岸沿いのルート」を選択。
    この場合 確実に ルートファインディングできることがポイントとなる。

    ----------------------------------------------------------------------------

    ■矢筈山(1848) 山頂北側稜線

    過去 何度も 苦労している箇所で 雪庇 張出しが大きい。

    踏み込まなくても 微妙なバランスで成り立っている 大きな張出しは、近づくだけで一気に ブロック崩壊する場合がある。過去 危険を感じて 風上側の灌木帯に 入ることも 何度もあった。
    雪のつき次第で 特に要注意。

    踏抜き ブロック崩壊 に細心の注意をはらいつつ 慎重に通過 する必要あり。

    --------------------------------------------------------------------------

    ■白滝山 木地屋下山分岐標識から から 石堂神社 への 下降

    夏道は 分岐から100m すぐ尾根南側を捲いていく ここが 最初の 関門。
    寡雪のときは 夏道は問題なく通過できるが
    大雪の時は南斜面で 大規模雪崩が発生する。

    大雪のときは 稜線どうしで 冬道で 下るのが 大正解。

    大雪の時 稜線を 下りながら 夏道を見ると、
     案の定 斜面全体 雪が いっぱい雪崩れた痕跡が残っている事が多い。





    ●二万五千分の一地図  「阿波中津」「古見」
    トラックログ取得はGarmin GPSmap 60CSx使用
    令和6年1月2日第一版

    ご注意
    この登山道は十分には整備されていません。険しい山道が続いています。
    気象条件やあなたの技量と体調をよく考えて、適切な装備を準備した上で、くれぐれも慎重に判断し自己責任で行動してください。
    自然へのインパクトを出来る限り少なくするよう心がけましょう。


    [ HOME ] [更新履歴 ] [ G P S ] [ 山行記録 ] [ よもやま話 ] [ リンク ] [ BLOG 趣深山ブログ ]
     | Twitter  | Twilog  | 瀬戸内編  | YouTube動画チャンネル |  趣深山 Jimdo |  日付順 | 山別 |

    HOME山行記録 > 矢筈山(1848) 石堂山(1636) 白滝山(1526) > 令和6年1月2日

    http://shumiyama.com
    https://shumiyama.jimdo.com/
    http://shumiyama.web.fc2.com/
    http://shumiyama.html.xdomain.jp/

    「趣味の山歩き ますます深くなる 近くの山域」 趣深山
    Copyright(C) since2002  趣深山 All Rights Reserved
    サイトポリシー
    ご意見 ご感想 お問い合わせ など お待ちしてます。 

    このページの先頭へ