2008年5月アーカイブ

ペットボトル


ペットボトル


ペットボトルが よく落ちている

 1-2008-04-29-06-37-bottle1_00.jpg ペットボトル


近頃  縦走路の道端に 水の入ったペットボトルが よく落ちている。

たとえば 平成20年4月26日から 5月17日までの山行では 縦走路に落ちていた 毎回 それぞれ1?2個のペットボトルを回収した。


こうした 水入り ペットボトルが道ばたに よく落ちている最近の傾向は 
以前から 特に気になっていた。



原因

 2-2005-08-13-07-32-pack3_030.jpg
ズバリ この原因は はっきりしている。 


3-2008-04-26-pack1_0182.jpg 

落とし主の 登山者が故意に落とすわけでなく 無意識のうちに ザック(バ
ックパック)のサイドポッケトに差し込んだボトルが何かの弾みで落ちてしま
うのである。


いくつかのザックでは落ちない工夫


昔の ザックでは 水筒などザック本体にしまうようになっていて むきだし
サイドポケットへの差し込みは なかったし、仮にあっても落ちない工夫がし
てあった。 
4-2008-05-19-05-31-osprey_000.jpg 

o社製 バックパック 落ちないような工夫あり。 


5-2008-05-19-05-34-lo_0006.jpg 
L社製 バックパック これもボトルが落ちないような工夫あり。


だから 今日 道端にやたら見かけるようなボトルの紛失はなかった。

ただ  ザックの天蓋などに引っかけた タオルや衣類などが道に落ちて
いたりするのは 昔も 今でも 時折見かけるが。。。


ハイドレーション・システム


昔 山登りでは あまり 水を飲むなという時代もあったが 今では こまめ
な水分の補給を大事にするようになったことは いいことだろう。 

6-2008-05-19-05-37-ka_0008.jpg 
ハイドレーション・システムをつけたK社製 ザック。

今では ドリンキング・チューブを使った、ハイドレーション・システムを使えば水分補給は完璧で、最近のメーカーのカタログをみれば ハイドレーションを導入できるザックが多くなってきたのがわかる。

しかし、同じザックメーカーでも いとも簡単にペットボトルなどをサイドに差し込め こまめな水分補給ができるとサイドポケットの利用を やや誇大に宣伝しているようだ。

実際 山中で 手荒くサイドポッケトを使用するとなると 様々なケースが考
えられ メーカーサイドの想定外のペットボトルの落下など 現実に起きてい
るのである。

サイドポケットの使用上の責任を登山者にすべて負わすのはどうだろうか。

ポリウレタンを使った山靴

 7-uretan481.jpg
以前から ポリウレタンを使った山靴が 山中でパックリはがれることで大騒ぎになってきているが、 今では 登山者に使用上の「注意」を促すだけでなく、メーカーサイドでのポリウレタン対策として、、一応 それなりの処置は とられてきているが、いまだ完全に解決しているわけではない。

(外部リンク    )


登山者に注意を喚起するだけでなく、


ペットボトルも 登山者に注意を喚起するだけでなく メーカーサイドの対策
として 自転車用の給水ボトルなどの固定方法など 見習えば ボトルが簡単
に落ちない 工夫など いくらでもある。   

もとより 山は いろいろな接しかたがあり 靴の選択 衣類の選択 ザック
などの道具の選択など、 山に登る人 それぞれが考え 自分の裁量で決めれ
ばいいことである。

つまり山の道具など 趣味性の強いもので、 装備の 好き 嫌いなど 個人
の趣向で選択すればよいことであって、批評家として 他人の 持ち物につい
て あれこれ 評するようなことはしたくない。

ただ 最低限のこととして 自然に還元しないボトルに 紐をつけるとか 専
用のキャップなどで 簡単に落ちない工夫をしてもらいたいものだし、とくに
 ザック・メーカーには サイドポケットの問題を いまだ あまり問題に思
っていないのなら 是非とも 山の中で起きる こうしたトラブルを製品にフ
ィードバックして対策を考えてもらいたいものである。


2008年5月19日 第1版制作


ペットボトル


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森の再生

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図解 山を育てる 道づくり


以前から もっと 低コストで 間伐材などの 引き出しができるのはないか
思っていたが 最近 こんな本が 出版された。

『図解 山を育てる 道づくり』
安くて長持ち 四万十式作業道のすべて

田邊由喜男 監修 大内正伸 著
社団法人 農山漁村文化協会
2008年2月20日 第一刷

http://www.shizuku.or.tv/hon.html
http://www.shizuku.or.tv/forest.top.html
http://www.shizuku.or.tv/



8-simanto_160-1.jpg

「四万十式 作業道」

『図解 山を育てる 道づくり』
安くて長持ち 四万十式作業道のすべて

ここで取りあげている作業道とは 普通 考えられている 広く一般車の通行できる 「林道」とは違い フォワーダなどの林業用作業車が通れるだけの幅員の狭い 作業道とか作業路と呼ばれる 「簡易な林道」のことである 。

「四万十式 作業道」とは 高知県大正町、田邊由喜男氏 が考案し 広まった作業道である。

コンクリート 蛇篭など使わず 現地の材料を巧みに利用して自然に優しく 低コストで 半永久的な 作業道。

低い垂直切土
法面は表土ブロック積み
沢は洗い越しで

逆カント 雨水の分散 など とても 参考になる。

グレーチングや 側溝などつけても すぐ詰まることを 考慮して とてもよく考えられた 方式だ。
木材の単価が安いこの時期に 高コストの 「林道」を造るのでないという主張は正しい。

ただし すべて この四万十式作業道 方式がすべての山の条件に適応するわけでなく 山の条件によっては 普通の林道が適当な場合もあるなど 他の林道 方式も組み合わせて考えなくてはならないといい 末端部で 四万十式作業道が適応できるように適宜 組み合わせ さらには、高性能の林業機械で効率よく運べる様々な 工夫も大事だし 低コストで架線を張る努力も必要であるとされている。

路面を延々と水が流れて やがて流路ができて 雨水で洗われていき やがて 荒れはてていく 林道をよく見かけて いるだけに この本で 提唱されている 作業道の作り方には なるほど もっと この考え方を利用すれば良いのに と感心されることばかりであった。  



林道についての話


ところで
普通の林道 についての オフィシャルな林道の話 林道の役割などは下記参照。

http://www.pref.kochi.jp/~seisaku/seibika/rindou.htm

実録! 林道ができるまで

http://www.pref.kochi.jp/~seisaku/ino/doboku~1/rindeki/rindou2.htm

また 参考になるURLとして 「林道評論センター」は
「まるで欲しかったのは道路ではなく工事かと思ってしまいます。」 「工事
は続くよどこまでも」「複数の名称が有る林道」など など 辛辣な意見も含
む  各種 林道事業の 事業について 適切に 評論していて この問題に
 詳しいサイトです。

http://www8.plala.or.jp/forestroad/index.html


切り捨て間伐


この四万十式の本に 興味をひかれたのも 実は以前から気になっていた「切り捨て間伐」の問題のためだった。

平成20年4月29日

平成20年4月29日の 牛の背から下山路は 今冬 雪の多い時期 よく通ったコースだったが 下部の 人工林帯にはいると 倒木が雪に埋まっていた時期に比べ 倒された 間伐材が 幾重にも重なり 木々を乗り越えて いくのに 大変難渋した。

これは いわゆる 「切り捨て間伐」という間伐手法である。この間伐は この山域に限らず どこの山にも 昨今よく見かける 間伐手法で 特に珍しいわけではない。

切り捨て間伐は 木材の単価が とても安くて 倒した間伐材を 引き出す手間暇など とても かけられないので 現地でそのまま 腐らすという ものであるが、もとより 貴重な 木材資源が こうして 朽ちていくのは 何とも もったいない話だ。

本来なら 間伐材として 活用するのが 正当な方策で、本当は 好ましくはないと思いつつ やむをえず 倒したまま 腐るまで あと20年以上 こうした下草も生えない 荒れ果てたままの状態が続くことになるのかと思うと 何とも いえない 暗鬱な気持ちになる。


昔 山里に 多くの人が住んでいたときには こんなことはなかった。たとえ間伐材といえども 貴重な森林資源として 貴重な山からの恵みは すべてを皆で 大切にし 無駄にはしなかった。

だが、山村は 若年者が減り いまでは人口減少 少人数になり 高齢化が どんどん進んできて 山村では 数少ない 貴重な農地ですら 耕作放棄されているぐらい 荒れてきている。

森林も 全く手入れすらされず 放棄され 荒れ果てたままに そのまま共倒れの人工林なっていく状況なので いたしかたなく、やらねば どうしようもないという程度に 補助金頼みで 間伐だけ「切り捨て間伐」を行うもののようだ。

だが こうした「切り捨て間伐」は 本来の 森林にとってとって 間違いなく 正常な状態とはいえないと思う。



林業をとりまく環境

スギ ヒノキばかりの かたよった森づくり を推し進めたりした ツケが回ったかのだろうか?

 林業とりまく環境の激変に合わせようと 今になって 森を再生しようとしたりして、 あるいは 混合林などへ転換をしようとしても 森が育つのは この先 何十年かのことであって この現状をたちまち変えようとしても そう そう簡単なことではない。

もとより 林業の振興は 山里に活気をもたらす主力の産業として 絶対欠かせないものだが、 現状として 山里は 治山工事、治水工事、災害復旧や災害防除の工事、道路工事、林道工事などが 山里の主力産業になってしまっていて これらが実質的に 山村の雇用を支えているというのが、良くも悪くもの山村の実態なのである。

かりに こうした実態を踏まえてみても さらに本当に問題なのは 林業で成り立つべき山村で たとえ 立派な「林道」ができても その林道沿いの 人工林ですら 枝打ち 間伐など 手入れ一切なされずに そのまま 荒れ果てたままにそのまま 放置されているという 山里の森林の現状のほうだ。

こうした衰退した林業に 以前の活気を取り戻せるかが これからの山村の課題であるのは間違いない。


森林再生

 もとより 森の再生。これは 何世代にもわたる 気の遠くなる 時間も手間も かかる大変な森林再生モデルの構築事業なのだ。

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2007年秋 トヨタ自動車は 広大な山林を購入した。
これには 社会貢献活動というより 将来を見越した 長期的な構想があるよ
うだ。

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9-toyotaforest_001.jpg 

社会貢献活動
トヨタの森

里山

トヨタ自動車、国内の森林再生モデル構築に向けて三重県内の山林取得に関する売買契約を締結

トヨタ自動車、国内の森林再生モデル構築に向けて
三重県内の山林取得に関する売買契約を締結

「 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、社会貢献活動ならびに林業事業
を通じた、国内の森林再生モデルの構築に向けて、三重県多気郡大台町の山林
取得に関する売買契約を締結した。」

 「今回取得した山林では、山林の管理運営を(株)森林再生システム(本社:
東京都世田谷区、社長:速水 亨)に委託し、社会貢献活動の一環としてCO2吸
収など森林のもつ地球環境改善効果の最大化に向け、森林の整備から再生まで
取り組んでいく。 また、同社の優良材を効率的に生産するノウハウを取り入
れ、持続的な林業事業の場として活用するとともに、こうしたノウハウを林業
経営者や山林所有者とも共有していく。

 トヨタは、これまでにも社会貢献活動の一環として、地球と社会の持続可能
な発展に向けた環境保全活動に取り組んできており、里山再生のモデルとして
緑化活動の公開・体験型プログラム等を行う「トヨタの森(1997年?)」活動
や中国における植林活動である「砂漠化防止プロジェクト(2001年?)」、本
年より開始するフィリピンでの植林活動など、幅広い取り組みを行っている。

 今後もトヨタでは、「サステイナブルな人と社会への貢献」をキーワードに
『社会貢献』に取り組むとともに、『研究開発』、『モノづくり』をあわせた
「3つのサステイナビリティ」の追求に向け、一層の取り組み強化を図ってい
く方針である。」

<山林取得の概要>
所在地 三重県多気郡大台町
面積 約1,630ヘクタール
取得先 諸戸林産株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:諸戸正和)ほか

(株)森林再生システム

速水林業

NPO法人 22世紀やま・もり再生ネット

香川県森林再生方針



息の長い 骨の折れる 森の再生 


太古より 何万年、何千年の営みをもつ悠久の自然に対して 
森林を利用してきた 人類の歴史は ほんの小さな出来事なのかもしれない。

そんな 小さな出来事でも 人が痛めた森を再生するのは多大な労苦がいる。
再生への歩みは遠く 長い道のりだ。まだ まだ先の長い 息の長い努力が必要だ。

が、やがては、こうした森林再生の努力が報われて
森林の再生ができあがっていってほしいものだ。


2008年5月5日 第1版制作

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