2008年11月アーカイブ

闇と光


闇と光


山の闇

ヘッドランプの先に 目玉が動く。

まだ暗いうちから 歩き始めると 
漆黒の闇の中 活発に動き回る 野生動物に出くわす。

そのうちに 目玉は 音もなく さっと 暗闇の中に消える。

闇は 昼間とは違った
夜行性の野生動物たちの世界だ。




ナショナルジオグラフィック 日本版2008年11月号「星空をとりもどせ」

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ナショナルジオグラフィック 
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/index.shtml

『ナショナル ジオグラフィック日本版2008年11月号』

「星空をとりもどせ 」

「もし人間が夜行性だったら......。きっと深夜でもまわりがよく見えて、月や星のわずかな光だけで十分に活動できるだろう。」

「 だが、あいにく私たちは昼行性の動物だ。明るい太陽の光の下で生活するようにできている。それは進化がもたらした根本的な性質であって、私たちはふだんからそれを意識しているわけではない。しかし、なぜ人間は暗闇をどんどん光で満たし、夜の時間を減らすのかと考えると、「それは、人間が昼間に生きる動物だから」としか答えようがない。」

「夜空を見わたせないと仕事にならないのは天文学者ぐらいのものだが、ほかの動物と同じく、人間にも生きるうえで暗闇は必要だ。体内時計を正常な状態に保ち、生物として健康な生活を送るには、光と闇の両方が欠かせない。朝夕、睡眠と覚醒を繰り返すサイクルをいじることは、地球の重力が変わってしまうのと同じくらい生命にとって根本的な変化である。」
バーリン・クリンケンボルグ


昼も夜も

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昼間の山もいいが
夜は また別の 山の表情を味わえる。 


『夜景を楽しむ山歩き』
寺田 政晴 著
東京新聞出版局
2005年11月22日初版




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地中の展示室は  池の下 。
陽光が天井のトップライトから
水中を 通して さしこんでいる。

水面を揺らす風や、水の動きが 
光の ささやき になって 室内へ伝わってくる。

それらは 暗闇があって こそ 気づく。



「明るさばかりが求められる現代に、闇は疎まれ排斥され、
代わりに蛍光灯が照らされた明るい均一な空間ばかりになりました。
闇の存在によって光の美しさがあり、光があって闇の深さがわかります。
それは心の闇も同じこと。
外の闇と心の内の闇、その闇をもっと大切にしたいと私は思います。」
樂吉左衞門 拝

樂吉左衞門館
http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/


2008年11月28日 第1版制作



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悪天を避ける努力も必要だが 


天気予報最前線

------------------------------------------------------------- 「岳人」2008年12月号 東京新聞出版局

[第2特集]
天気予報最前線
◆2008年エベレスト・ガイド登山隊 山本篤の場合
◆ガッシャブルム2とブロードピーク連続登頂 竹内洋岳の場合
◆ヒマラヤの予報をおこなっている気象会社
◆どうやって予報をあてるのか
◆気象予報の舞台裏

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「岳人」2008年12月号に出ていた 気象予報会社のURLなど
メテオテック・ラボ (日本)
http://www.meteotech.net/service5.htm
日本国内および海外の山岳気象に精通する唯一の専門店。

METEOTEST (スイス)
http://www.expeditionweather.info/index
http://www.meteotest.ch/en/everest

mountain meteo services (スペイン)
http://www.meteoexploration.com/

スノーフォーキャスト (ニュージーランド)
http://www.snow-forecast.com/
http://www.snow-forecast.com/resorts/Everest

The Weather Forecast  (フランス)
http://www.theweathernetwork.com/
http://www.theweathernetwork.com/weather/npxx0004

衛星携帯電話
http://www.everest.co.jp/sat/

隔世の感ありと 驚くばかり

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「我々がアタックしたその日、
実は他の隊の気象予報士は天気が悪化するという予報を出していました。--
------私たちが契約した気象予報社以外のすべてです。-----
---他の隊が弱気な予報を信用して行動をやめてくれたのもラッキーでした。
我々はエベレストの風物詩ともいえる大渋滞とは無縁でしたから。」
山本 篤 氏 「岳人」2008年12月号


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なるほど ヒマラヤ登山中にも 衛星携帯電話や 、パソコンで 正確かつ 的確な予報をえて 
危険を避けることができ ワンチャンスを確実に生かすことのできるのである。

気象予報会社が出す 的確な ヒマラヤ気象予報の情報が それこそ値千金の重みになり、
確実な情報料とすれば 一寸目で 高いと思われる費用 15-35万が とても安いものになるのだろう。 

記事から 率直に 感じたのはこうした ヒマラヤでの 気象予報が ここまで精緻になったのか! 
本当に進歩しているなと 感じたことだ。

もとより 昔 ラジオの気象通報を聞いて 
手書きで 天気図を書いていた時代を経験している 私など 
今日の インターネットでえられる 膨大なリアルタイムな気象情報には 
隔世の感ありと 驚くばかりである。

もし 多くの情報から 的確に解析できれば ここまでできるのかと思うのだが 
残念ながら 素人の私には 多くの気象データを ただぼんやり漫然と見過ごすこと しかできない。

梅雨時期

ヒマラヤに限った話でないと思うこと 山の地形

「岳人」の記事の中で 別に ヒマラヤに限った話でないと思うことも多々ある。

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「予報対象の山岳地形を頭に叩き込む。というのもヒマラヤなどの山岳地帯では、
天気や風などの気象条件は地形によって大きな影響を受ける。」
猪熊隆之 「岳人」2008年12月号

「予報対象である山の地形が頭に完全に入っていないと不可能だし、」
猪熊隆之 「岳人」2008年12月号

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遙か 上空の天気 とか 平地での天気と違って 山の気象 たとえば風向きなどは 
山の地形に大きく左右されるなど 地形と気象が密接な関連があるということ。

このことは 私が 通っている山系でも全く同じである。


山域の地形、地質と気象

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「数値予報モデル通り予想すると痛い目をみることになる。
そこには自分なりの経験と判断がものを言う。」
猪熊隆之  「岳人」2008年12月号

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気象現象は 経験が 大事だ。

気象現象は 経験が 大事だ。

観天望気 日和山など 空を観察し 過去の経験とか 諺とか 比べてみること。

気象の諺  ( PDF版 )

気象のことわざ 過去の経験の積み重ねが 大事というのは
 ヒマラヤに限らず 日本国内でも 昔から当然の ことだ。

もっと もっと 大事なこと


もっとも 最終的には 
悪天を避ける努力も必要だが 山では 天気予報より もっと もっと 大事なことがある。

これは 昔も 今も 変わらない。

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「冬山に登るからには 天候に気を配ったり天気図を調べる必要性は認めよう。
しかし冬の岩壁での登攀の真っ最中、天候が激変したからといって、
予報が違っていたり、天気図をうらんだところで どうすることもできやしない。

であるならば 垂直の岩壁の中で 3000メートルの頂稜で 
どんなに ひどい風雪 吹雪に あおうとも ビクともしない 精神と 体力を鍛えておくことが、
生命を守る もっとも大切なことであった。」

小西政継
『岳人』昭和46年(1971年)11月号

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2008年11月24日 第1版制作


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平成20年 今年の紅葉

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平成20年 今年の紅葉
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平成20年 今年の紅葉

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今秋の黄葉

「アケボノツツジでさえ、年々歳々その花模様を変える。
全山に花をつけるのは数年に一度か。
秋のモミジは春から夏への大気の変化によって微妙に変わる。
柱状尾根の、真赤に燃えたつ紅葉は十年に一度、五二年ついに最高の美しさに巡り会えた。」
"石鎚との出会い" 高橋 毅 著 『石鎚』


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平成20年 今年のコメツツジ 紅葉


今年の紅葉は 当たり年と言われるが、様々な 違いがわかるのも 一年 2年でなく 何十年、何百回 通い続けてやっと 素晴らしいモミジに 巡り会えるからなのだろうか。


何年か前 写真家 高橋 毅氏 確か 石鎚 750回 とか おっしゃっていた。撮影日数にしたら 物凄い日数だろう。

 底なしに 奥の深い 自然。


平成20年の紅葉 その2
今秋の 紅葉 その2

毎年のように ひつこく同じ山域に  分け入っていると 年ごとの 紅葉の 色づきの変化などの 微妙な 違いが 少しは わかるような気がする。

だが考えてみれば 所詮 人間が体験できるのは 僅か 何十年分 の秋だけのこと。

何千年 何万年の 悠久の自然の営みの中では 何十年分とは ほんの一瞬の出来事。

一寸 囓った程度で 知り尽くしてしまったと 横柄で 不遜な態度になるのは やめて もっと素直に 謙虚さを 持って 自然に接しなくては と またも 反省。


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2008年11月9日 第1版制作
2008年11月12日 更新

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