2016年2月アーカイブ

Compass コンパス、APRS、 APRSdroid 

2016年2月14日 三嶺~天狗塚の縦走を終えて 林道を歩いて いやしの温泉郷へあと数分のところで 警察の小さなパトロールカーにすれ違った。

ミニパトは停車して 「登った登山ルートと いやしの温泉郷に戻る途中かどうか」と きいてきた。

というのも 2016年2月11日 この山域内の 丸石で道迷い遭難があり 警察消防が大勢出動し 翌12日 要救助者を救助したばかりだった。

2月11日、12日のすぐあとの 14日。

夕刻になっても いまだ 登山口に停まっている車が 留まって あるかどうか 警察が 事前にチェックしていたようだ。

こうした ミニパトなどが登山口で放置車両がないかなどをチェックにきているのは なにも 今回初めてでなく 過去 何度か 経験したことでもある。

ようするに 登山口に駐車車両が 夕刻 遅くまであると 遭難予備の車かと疑われる可能性があるのである。

全国的には とある山域の 泊りのない 日帰り対象の山などでは 夕刻以降にまだ車が駐車したままだったりしたら 近所の人が 車を見つけ次第 自動的に 警察に通報したりすることもあるようだ。

単なる 登山計画の遅延で 車に帰着するのが 遅くなっただけなのに それだけで 要救助者になったりすれば 周りに 多大な迷惑をかけてしまうことになる。

そうした 万が一のことを考えても 遭難者の駐車車両でないことを 自ら 積極的にアピールしておかないと いつも通りに登山して 無事下山しても とんだ 騒ぎになってしまう可能性もあるかもしれないと つねづね 考えていた。

そうしたなかで 山岳ガイド協会の電子登山届システム「Compass コンパス」が本格稼働し始めた。

 2015年4月から いつも登る山域でも 念のため 電子登山届「コンパス」を積極的に使うようにして ほぼ11か月が経過した。


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「当てのない捜索は 東京ドームで10円玉を探すに等しい」

『すぐそこにある遭難事故 奥多摩山岳救助隊員からの警鐘』

金 邦夫 著 2015年5月21日初版 東京新聞

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何もてがかりのないところで 遭難者を さがしだすのは 本当に大変なことだ。

だから 行方不明の山岳遭難などが発生したとき いつも問題にされるのは
登山届が出ていたかどうか。

もし届が出ていれば 行方不明や 遭難者のコースの把握など救助につながる ヒントがえられて 遭難者の初動救助に大いに役立つことになる。
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1 登山届 Compass コンパス
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山域によっては 登山口に 登山ポストが設置されていたり、年末年始 GWには 臨時派出所があったりしている。

登山口に 登山ポストが配置されているところもあるが 紙ベースの無人の登山口での登山ポストへの投稿残置は「個人情報保護」の観点から 問題ありとされてきて 無届登山の遠因にもなっていた。

最近では個人情報漏えいなどプライバシー・セキュリティー対策が必要とされてきて、時の流れからか 昔ながらの登山届も 昨今では スマホ投稿可能な電子登山届である
Compass コンパス」などに移行してきているようだ。

大きな山岳地帯を抱える 各県警など

長野県警、岐阜県、神奈川県警、静岡県警、山梨県/山梨県警、新潟県、鳥取県警、北海道警、群馬県警などでは 公益社団法人山岳ガイド協会が開設運営している「Compass コンパス」へのでの登山届提出が 積極的に推進されてきている。

コンパスには コース 住所氏名 連絡先 無線有無 携帯電話 などが届け出ることできる。

さらには 万が一のときのため 山中で常時携帯しているヒトコト(ヤマモリ)のIDなどを届け出るので 親機は電池持続最長6か月にわたる間、反応してくれるので 捜索隊は 確実にとらえてくれるだろう。

こうして 「Compass コンパス」で 確実に個人情報は守られ 万が一にも 安心して 登れることができる。

Compass コンパス

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2 APRS  「 JJ5MDM-7 」
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2016年2月14日 APRS(Automatic Packet Reporting System)
http://ja.aprs.fi/
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=3600&tail=3600


コンパスで登山届を届け出ても 登山者の現在位置をリアルタイムに表示するのは 山岳遭難防止上 きわめて有効な遭難対策である。

携帯電波の届く範囲であれば 携帯スマホアプリなどで いろいろな方策があるが

携帯電波圏外でも確実に届くのは 山稜でのアマチュア無線の位置情報システム APRSだ。

趣深山 コールサイン 「 JJ5MDM 」
使用機器 YAESU FT2D

グーグルマップ上の表示は「 JJ5MDM-7 」

APRS アマチュア無線位置情報システムネットワークを いつも しっかり使わせていただき、多くのアマチュア無線家には 大変お世話になり 感謝。


ただしアマチュア無線 この山域の 山稜では問題なく遠方の中継局である デジピーター アイゲートなどとの送受信が できても この山域の深い谷間では 中継局が電波を拾ってくれない。

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3 APRSdroid  「 JJ5MDM-5 」
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深い谷間でも確実にAPRSをつかってリアルタイムに現在地を表示させようとして 今般 ケータイ電話網のネット接続環境から送信できる スマートフォン(Android)でAPRSのスマホアプリ 「APRSdroid」を使うことにしました。

グーグルマップ上の表示は「 JJ5MDM-5 」

http://ja.aprs.fi/

http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=3600&tail=3600

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4 「 JJ5MDM-5 」「 JJ5MDM-7 」
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携帯電波が届けば 「 JJ5MDM-5 」
アマチュア無線の電波が有効に中継局に届けば「 JJ5MDM-7 」の2段階で 登山中の現在位置を リアルタイムに表示させていこうと思っています。


http://ja.aprs.fi/

携帯電波が届けば ヤマメモなどの機能も使えるので さらに 複数の現在位置表示の手段が確立されます。

 電波機材を活用し 現在位置をリアルタイムに表示することで 遭難防止に役立つばかりでなく、 こうした機材を持つことで 山中での行動は より慎重に より安全側に 余裕をもって 行動することにつながってくると思う。

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【APRSdroidで APRS 使ってみて】
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2016年2月27日 APRS(Automatic Packet Reporting System)
「 JJ5MDM-7 」 緑色 アマチュア無線の電波
「 JJ5MDM-5 」 青色 ネット接続環境APRSdroid使用


2016年2月27日
 アマチュア無線位置情報システムAPRSネットワークを しっかり使わせていただきまして、多くのアマチュア無線家に お世話になり 感謝です。

趣深山 コールサイン 「 JJ5MDM 」
使用機器 YAESU FT2D

位置情報は 以下URLで 閲覧できます。
「 JJ5MDM-7 」 アマチュア無線の電波 による
「 JJ5MDM-5 」 携帯電話網ネット接続環境からスマホアプリ「APRSdroid」使用


http://ja.aprs.fi/

「 JJ5MDM-7 」
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=3600&tail=3600

「 JJ5MDM-5 」
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=3600&tail=3600

今回 スマホアプリ「APRSdroid」を初めて 山岳地帯で運用してみました。

確かに こんなところでもというような 深い谷のなかでも 携帯電波が届くところでは しっかりと 発信してくれました。

ただ まだ 操作に不慣れで 設定ミスがあったり

APRSdroidで連続送信していたつもりが なっていなかったり
スマホのGPSが停止中だったり
携帯電波がすぐに 圏外になって 未接続のまま停止していたり
肝心な矢筈山山頂付近が欠落していたりする軌跡が
グーグルマップには でています。

いまだ「 JJ5MDM-5 」は練習中といったところです。
もうすこし 習熟して 使いこなせるようしていきたいものです。

2016年1月 大雪と大雨

2016年1月23日(土)- 25日(月)40年ぶりの大寒波が西日本に襲来。

いつも通う 四国山地の山域にも この時期にしては かなりの積雪が降ったが
28-29-30日の大雨で 一気に積雪が消えてしまった。

冬と春が 早変わりで 瞬時に切り替わるなど 激しく 変化する 気象現象。

こうした 激しい気候変動は 今回 たまたま そうなったことで そう簡単に いつもよくあることではない。

まだ公開されている 資料は十分でないが とりあへず いくつかの検証を行ってみる。


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1 大雪の模様
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池田ケーブルネットワーク制作の映像
https://youtu.be/QngXFgjgCpk

池田ケーブルネットワーク様 撮影・制作

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2 直轄国道通行止
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動画に 出てきた 直轄国道通行止め処置について

2014年2月 関東甲信越の大雪で 動けない車が続出し 放置車などで大混乱し 大規模な交通マヒに陥った。

この経験から 「災害対策基本法」改正が行われ、2014年12月 四国の国道192号での大雪通行止めの際は さっそく改正法適用して 放置車両の強制移動など行われた。

ただ このときも 四国中央市 三好市の境目峠などに130台以上の車が 取り残され 国道通行止が長引いた。

こうした 経験からか 国土交通省四国地方整備局の直轄国道 国道11号 32号 33号 56号などでは スッタク車両など出るような状態で 以前のように 無理してでも 通行可にするより スッタク車両がでる状態なら ただちに 通行止めにして 除雪作業を積極的に行うようになった。

2011年2月に国土交通省は「直轄国道は絶対にとめない」から 「早く通行止め 効率的除雪で早期開放」の方針に基本方針を転換した。

さらに 2014年記録的大雪の経験からか 通行止の規制が 以前より 随分 はやく出るようになったようだ。

2016年1月 には大雪の時 国道11号 桜三里付近では 並行する高速道路は 通れるのに 直轄国道11号の ほうがいちはやく 通行止めになったこともあった。

従来は 高速道路の通行止め が先で 国道は その後で通行止めというパターンだったのに。

もし道路を開放しつづけた場合 スッタク車続出で これから先の 混乱を避ける意味で 的確な通行止め 処置は 交通の再開をスムーズにするためには 通行止めも やむをえない。

その昔 飛騨川沿いの国道41号でバス転落事故があって 早期の 通行止めで大きな危険と混乱を避けることができるように通行規制がでてきた。

今後も 的確な降雪 積雪の把握と予測を行って 適宜 通行止め判断をしていただきたいものだ。

四国の積雪への対応状況について 国土交通省四国地方整備局 
http://www.skr.mlit.go.jp/bosai/sikoku/sokuhou/sokuhou.html

平成28年 1月25日 20:00現在 本部 国道378号における1月25日の積雪対応状況
平成28年 1月25日 19:30現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第9報)
平成28年 1月25日 16:30現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第8報)
平成28年 1月25日 9:00現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第7報)
平成28年 1月25日 6:00現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第6報)
平成28年 1月24日 18:00現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第5報)
平成28年 1月24日 15:00現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第4報)
平成28年 1月24日 12:00現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第3報)
平成28年 1月24日 9:00現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第2報)
平成28年 1月24日 5:30現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第1報)


国土交通省四国地方整備局「四国の積雪への対応状況について ( 第6報 ) 」

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3 ウェザーニューズ社小型高性能レーダー
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民間気象情報会社の株式会社ウェザーニューズ社は 小型高性能レーダー(with)を全国各地に配置して、気象庁大型レーダーでは とらえられない 死角のところなどを 瞬時に的確にとらえて 局地的な気象などの 詳細情報をリアルタイムに提供している。

2012年2月の四国中央市 観音寺市 三豊市にかけての高速道路での降雪状況などの的確な把握に大いに活躍。


「高性能レーダー配備による降雪予測精度の向上」
戸部 明 様(株式会社ウェザーニューズ)『2015年12月 道路』

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4 ウェザーニューズ
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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、2016年1月23日(土)- 25日(月)の大寒波に関する振り返りを発表しました。

ウェザーニューズ、40年ぶりの大寒波に関する振り返りを発表
大寒波の要因は「偏西風の流れ」

「北極から寒気が放出されるこの時期に、日本付近の偏西風が南へ蛇行したため北極に蓄積されていた寒気が日本付近に向けて流入し南下しました。

雪を降らせる目安の寒気(上空1,500mで-6℃以下)が北海道から沖縄まで日本列島全域を覆いました。

日本では通常、冬型の気圧配置が強まっても西日本でこれほどの大雪となることは稀ですが、今回は偏西風が西日本上空で大きく南に蛇行していたため西日本を中心に強烈な寒気が流れ込む結果となりました。」


株式会社ウェザーニューズ 様 のHPから引用
http://weathernews.com/ja/nc/press/2016/160126.html


この時の寒気と 
日本海 瀬戸内海 燧灘などの 海水温の関係が 
正直 今の段階では まだ よくわからないが
どれだけ 水分を吸い上げて 山地に雪を降らしたか
気になるところである。

瀬戸内海 燧灘に どれぐらいの角度で どれだけの強度の雪雲が流れるかが
四国山地のどの部分に 大雪が降るかが決まるような気がする。

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5 大雪 ウェザーニューズ YouTube 動画
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1月23-24-25日
ウェザーニューズのYouTube 動画 で大雪に関する部分。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLTg7S0otwM-jzZ4u5b1oR3lzUbNlja_Ro

株式会社ウェザーニューズ 様 YouTube 動画


■2016/01/21 にライブ配信
数十年に一度の大寒波 西日本で大雪警戒 週間天気 1月21日(木)配信

■2016/01/22 にライブ配信
40年ぶりの大寒波 西日本で大雪警戒 週間天気 1月22日(金)配信

■2016/01/23 にライブ配信
今夜から西日本で大雪に 40年ぶりの大寒波

■2016/01/23 に公開
【夕刊ニュース】大雪に警戒|2016.1.23

■大寒波が日本へと襲来中。現在、西日本では大雪となっています。

■2016/01/24 にライブ配信
【夕刊ニュース】引き続き大雪に警戒|2016.1.24

■2016/01/25 にライブ配信
極寒の朝 凍結に警戒 2016.01.25 早朝配信


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6 大雨 ウェザーニューズ YouTube 動画
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2016年1月28-30日に大雨

関東甲信越 雨 雪になった。
このとき 関東地方 南岸低気圧 積雪についての情報があった。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLTg7S0otwM-jMPyL99umvfKYFVuEEw_fV

株式会社ウェザーニューズ 様 YouTube 動画

【夕刊ニュース】低気圧の影響 雨?雪?|2016.1.28

【最新雨雪情報】2016.01.29~30 14:30更新

【最新雨雪情報】2016.01.29~30 19:00更新

【夕刊ニュース】雪だけでなく凍雨にも注意|2016.1.29

【夕刊ニュース】どんな1月だった?|2016.1.31

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7 西日本への下層暖湿気流入
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なぜ 大雨?

なぜ 下層暖湿気が流入したのか よくわからない。

気象庁 短期予報解説資料では
「29日
南西諸島から東シナ海では、高気圧の縁辺を回る下層雲域が重なり厚い雲域を形成。名瀬や屋久島のウィンドプロファイラでは、下層で南西風が強まっており、29 日9 時には、名瀬や鹿児島上空で850hPa・θe320K 以上を観測。西日本への暖湿気流入が強まっている」

「日本の南に中心を持つ高気圧の縁辺を回り、前線や低気圧に向かって850hPa・θe318K 以上の下層暖湿気が流れ込み、低気圧や前線付近では大気の状態が不安定となる。太平洋側を中心に短時間強雨、落雷や突風に注意。対流雲が組織化すると激しい雨や非常に激しい雨となるおそれもある」



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