道迷い 遭難防止のため 安全な道迷い体験 のすすめ

道迷い 遭難防止のため 安全な道迷い体験 のすすめ。

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計画準備段階から 道迷いが はじまっている。
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山岳遭難のなかで 一番多いのは 道迷い遭難。

道迷い遭難の潜在的要因になるのは 目的の山・コースの選択・山行計画が自分の体調・体力・技量・実力に 見合っいて 適正なのかどうか。服装・装備携行品・食料・水などの 選択が 適切か などである。

実力不相応の無理な計画や 準備・装備携行品が不十分のままで 山に 向かった場合 「道迷い」遭難にいたる可能性が高まる。

計画準備が適切でないと 本番で道迷いにいたる 背景的な 下ごしらえが すでに できあがっているのだ。

その背景的要因の もとで 実際の山で 道迷い遭難の直接原因になるのは コース不慣れ、コンパス・読図力不足、地形判断能力不足、体力技量不足など、登山に必要な基礎的能力の不足などだ。

道迷いに なったときの 状況が どうだったのか、さらに もうすこし 詳しく 分析してみる。

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道迷いでは いかに 冷静に対応できるか
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そもそも 道迷いは 初心者は もちろん ベテランでも 誰でも ときには おきるもの。

もし 道に迷ってしまった場合 いかに はやく気づき 沈着冷静に すばやく対応できるか どうかが 重大なポイント。

経験豊富な熟練者は あやしいな おかしいなと すぐ気づくので 正規コースへの 復帰もはやい。

熟練者は 低視程 ホワイトアウトなど どんな悪条件のもとでも つねに冷静に 読図力 地形判断力など駆使して ほとんど問題なく 素早く もとのコースに復帰できる。

一方 初心者など 未熟練な登山者は 山中で 道迷いに なれば とかく 頭はパニックになって 見えるもの が 見えない 精神状態に陥る 可能性が高い。

心臓がパクパク 動悸は はやく いきがあがり 頭のなかは 真っ白。

地図 磁石 GPS など 携行していても 気が動転していて うまく活用できず、自分の 通ってきた方向なども まったく わからない。

気持ちは焦るものの、焦れば 焦るほど 視野が狭くなって、周りの状況も 的確に把握できない。

まず 気持ちを 落ち着かせる と より多くのことが 見えきて、 地図磁石 GPSなど いろいろな対応も できるようになるのだが。。。

気が動転したままだと、パニックで 山中を 動き回って 深みに入り 転落・滑落してしまうことつながる。

転落・滑落事故になったケースでも 詳細に分析すると、「道迷い」が遠因になっている場合も考えられ、実際の 道迷い遭難の割合は表面的な数字以上に 大きい。

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気がつかない で いきなり パニック
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道迷いパニックにいたる まえに 道迷いに いかに早く 気づくかが重要で、道に迷っていること自体に 登山者自身 全く 気がつかないのが 一番 危い。

自分は つねに正しい道を進行していると 固く信じて疑わず 確かめもせず 間違えたまま 進行して ついには 崖などで 行き止まって はじめて 道迷い に気づき パニックに陥る。

地図で現在地を たしかめる習慣や コンパスで進行方向を確かめながら 進めば すこしでも おかしいなと 感じること ができるし、昨今は GPSスマホなどで 現在地判定が わかりやすくなっている。

行動中は つねに 現在地 進行方向を 注意する習慣をもち、チョット怪しい なんか変だなと いち はやく道迷い に気づけば、直ちに 修正できる。

が、全く きがつかず とことん深みに入り 突然 道が 崖地などで 行き止まりになると パニックになってしまい いま 通ってきた コースや方向も わからなくなる。

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小豆島 土庄町「迷路のまち」
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香川県 小豆島 土庄町「迷路のまち」。

わざわざ みちまよい しやすい ように 不規則で こみいった 路地が はりめぐわされていて 看板 標識が あまりないので 入り口も出口もわからず、どっちに行くのかわからない 全く 見当もつかず 複雑な 見通しのきかない 狭い路地。

一度入ったら 見通しが きかず、 方向も不明、複雑に曲がり 不規則な分岐を 何度も 行き来しながら なんとか やっと抜け出すことのできる 狭い 街路。

本当に 迷いやすい。

地図 磁石 スマホ GPSなど携行していても できれば 利用せず 他人に 道を聞くことなく徹底的に迷いの体験を実際にしてみて「道迷いパニック」の疑似体験を 何度も経験しておくのは 山での道迷い予行演習として、とても良い精神鍛錬になるかもしれない。

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尾道 大林宣彦監督
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道に 迷って 迷うことで 新たな発見が あるかもしれないという 尾道の街。

映画監督 大林宣彦さん(1938-2020)は ふるさと尾道を 舞台にした映画作品を たくさん 撮っている。

大林さんは 尾道の魅力を紹介する 地元 尾道の観光ガイドパンフレット のなかで尾道のまちを 迷って 迷子になって 歩いてみて くださいと尾道の 道迷い歩きを すすめていた。

迷いながら 歩いてみると 尾道のまちの魅力を 新たにみつけることができて、チョット見た だけでは 気がつきにくい 隠れた まちの魅力に遭遇する チャンスが 尾道には たくさん あふれている という。

この 迷って 迷って 迷い込んでみると また新たな 発見が あるという発想。

簡単そうだが 迷っても パニックにならないよう まずは つねに 心が落ち着いて 視野が広くないと あたらしい 街の魅力に であうことなど できない。

迷うこと自体を 楽しむには やはり 冷静な心と 精神的安定が必須なのだ。

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道迷いパニックを防ぐ 心の安定
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道迷いパニックを防ぐには、まず 心を 落着かせ 精神的に安定させることができるかだ。

精神的安定のため 座学・座禅もいいが 、あらかじめ練習の場で 道迷いを 実体験することは 確かに有効な手法だ。

安全なところで 道に迷う 経験をたくさん積むこと。道迷いで 本当に困った経験。道迷い 修羅場の 経験を数多く 踏むこと。

ただし 実際の 山中で 道迷いを 行うのは どんなに安全対策していても 想定外のことも おきるかもしれないので 大変 危険。

安全を考えれば できれば 予め より 安全な「街」のなかで 迷いの体験を 積みかさねていけば、道迷い の耐性が 多少なりとも 向上する。

動悸が はやくなり 気が焦って 冷静さを失う 経験をすると つぎには 迷って どうしたらいいか つねに 冷静さ を保てるコツが わかってくる。

あせって いると 見えないが 精神的に 心が安定していると いろいろな ものが しっかり見えてきて冷静な判断ができるようになり
数多くの経験を積めば 少々のことでは びくともしない精神的な安定をつねに保てて 腹がすわってくる。


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道迷い体験は 高山・低山・里山は危険 夜間も危険
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有効な 道迷い体験は できれば 安全な山で とおもっていても 高い山は もとより 危険。

たとえ 里山・低山でも 道が入り組んでいて 案外 難しいものだ。

また 夜間の 山中での道迷いは 難易度が さらに高くなり 大変危険。

街路灯のない街では 夜間は 迷いやすいうえに みえない水路への転落 交通事故 防犯の問題など 危険性が グッと高くなり、できれば まずは陽のあるうちに 安全な 道迷い体験したい。

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道迷い 体験に適した 「迷路のまち」
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京都のまちは 碁盤目状の規則正しい街路があり、賀茂川が南北にながれていて、迷うときは 冷静に 周りをみわたしたら 三方に 山あり南だけが 開けていて 方向感覚がとても つかみやすい。

安全な 「道迷い体験」は土地勘がある場所ではなく できれば 土地勘のない しらない複雑な街のほうがいい。

方向感覚 地理感覚 土地勘など まったく ない しらないところで スマホ 地図なし 看板標識を まったく 見ないで 複雑な街路のまちを 歩いてみて 意図的に 道に迷うようにするのが効果的だ。

練習のための迷路の歩きの 条件に 適しているのは小豆島土庄町のような 「迷路のまち」 のような複雑な路地のところ。

まよいやすい 迷路のようなところで 迷いの体験を 安全にしておくことで 地図 磁石を 見ずに 人にも聞かず自力でもと来たところに無事帰着できるよう 迷路の街で訓練を積んでみる。

このようなところで まず迷ってみて はやく冷静になれるよう、はやく 道迷いに 気付けるよう、迷う前の もとに戻れるような安定した精神状態になるような 練習 を何度も 積み重ねていけば 間違いなく 山中での道迷い 本番の場面でも訓練の成果は生きてパニックにならず すこしでも 冷静さを 保てるように なるのでは ないだろうか。

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震度6や震度7の震度体験のように
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防災展示場などの震度体験車で 震度6や震度7の震度体験を あらかじめ経験しておくと いざ本番の大地震のときに 役に立つという。

同様に 道迷い パニック防止の為の「安全な 道迷い体験」は きっと いざ 道迷い というときに 役に立つと思う。

このブログ記事について

このページは、趣深山が2020年5月30日 10:40に書いたブログ記事です。

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