気象の最近のブログ記事

2016年1月 大雪と大雨

2016年1月23日(土)- 25日(月)40年ぶりの大寒波が西日本に襲来。

いつも通う 四国山地の山域にも この時期にしては かなりの積雪が降ったが
28-29-30日の大雨で 一気に積雪が消えてしまった。

冬と春が 早変わりで 瞬時に切り替わるなど 激しく 変化する 気象現象。

こうした 激しい気候変動は 今回 たまたま そうなったことで そう簡単に いつもよくあることではない。

まだ公開されている 資料は十分でないが とりあへず いくつかの検証を行ってみる。


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1 大雪の模様
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池田ケーブルネットワーク制作の映像
https://youtu.be/QngXFgjgCpk

池田ケーブルネットワーク様 撮影・制作

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2 直轄国道通行止
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動画に 出てきた 直轄国道通行止め処置について

2014年2月 関東甲信越の大雪で 動けない車が続出し 放置車などで大混乱し 大規模な交通マヒに陥った。

この経験から 「災害対策基本法」改正が行われ、2014年12月 四国の国道192号での大雪通行止めの際は さっそく改正法適用して 放置車両の強制移動など行われた。

ただ このときも 四国中央市 三好市の境目峠などに130台以上の車が 取り残され 国道通行止が長引いた。

こうした 経験からか 国土交通省四国地方整備局の直轄国道 国道11号 32号 33号 56号などでは スッタク車両など出るような状態で 以前のように 無理してでも 通行可にするより スッタク車両がでる状態なら ただちに 通行止めにして 除雪作業を積極的に行うようになった。

2011年2月に国土交通省は「直轄国道は絶対にとめない」から 「早く通行止め 効率的除雪で早期開放」の方針に基本方針を転換した。

さらに 2014年記録的大雪の経験からか 通行止の規制が 以前より 随分 はやく出るようになったようだ。

2016年1月 には大雪の時 国道11号 桜三里付近では 並行する高速道路は 通れるのに 直轄国道11号の ほうがいちはやく 通行止めになったこともあった。

従来は 高速道路の通行止め が先で 国道は その後で通行止めというパターンだったのに。

もし道路を開放しつづけた場合 スッタク車続出で これから先の 混乱を避ける意味で 的確な通行止め 処置は 交通の再開をスムーズにするためには 通行止めも やむをえない。

その昔 飛騨川沿いの国道41号でバス転落事故があって 早期の 通行止めで大きな危険と混乱を避けることができるように通行規制がでてきた。

今後も 的確な降雪 積雪の把握と予測を行って 適宜 通行止め判断をしていただきたいものだ。

四国の積雪への対応状況について 国土交通省四国地方整備局 
http://www.skr.mlit.go.jp/bosai/sikoku/sokuhou/sokuhou.html

平成28年 1月25日 20:00現在 本部 国道378号における1月25日の積雪対応状況
平成28年 1月25日 19:30現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第9報)
平成28年 1月25日 16:30現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第8報)
平成28年 1月25日 9:00現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第7報)
平成28年 1月25日 6:00現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第6報)
平成28年 1月24日 18:00現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第5報)
平成28年 1月24日 15:00現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第4報)
平成28年 1月24日 12:00現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第3報)
平成28年 1月24日 9:00現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第2報)
平成28年 1月24日 5:30現在 本部 四国の積雪への対応状況について(第1報)


国土交通省四国地方整備局「四国の積雪への対応状況について ( 第6報 ) 」

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3 ウェザーニューズ社小型高性能レーダー
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民間気象情報会社の株式会社ウェザーニューズ社は 小型高性能レーダー(with)を全国各地に配置して、気象庁大型レーダーでは とらえられない 死角のところなどを 瞬時に的確にとらえて 局地的な気象などの 詳細情報をリアルタイムに提供している。

2012年2月の四国中央市 観音寺市 三豊市にかけての高速道路での降雪状況などの的確な把握に大いに活躍。


「高性能レーダー配備による降雪予測精度の向上」
戸部 明 様(株式会社ウェザーニューズ)『2015年12月 道路』

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4 ウェザーニューズ
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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、2016年1月23日(土)- 25日(月)の大寒波に関する振り返りを発表しました。

ウェザーニューズ、40年ぶりの大寒波に関する振り返りを発表
大寒波の要因は「偏西風の流れ」

「北極から寒気が放出されるこの時期に、日本付近の偏西風が南へ蛇行したため北極に蓄積されていた寒気が日本付近に向けて流入し南下しました。

雪を降らせる目安の寒気(上空1,500mで-6℃以下)が北海道から沖縄まで日本列島全域を覆いました。

日本では通常、冬型の気圧配置が強まっても西日本でこれほどの大雪となることは稀ですが、今回は偏西風が西日本上空で大きく南に蛇行していたため西日本を中心に強烈な寒気が流れ込む結果となりました。」


株式会社ウェザーニューズ 様 のHPから引用
http://weathernews.com/ja/nc/press/2016/160126.html


この時の寒気と 
日本海 瀬戸内海 燧灘などの 海水温の関係が 
正直 今の段階では まだ よくわからないが
どれだけ 水分を吸い上げて 山地に雪を降らしたか
気になるところである。

瀬戸内海 燧灘に どれぐらいの角度で どれだけの強度の雪雲が流れるかが
四国山地のどの部分に 大雪が降るかが決まるような気がする。

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5 大雪 ウェザーニューズ YouTube 動画
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1月23-24-25日
ウェザーニューズのYouTube 動画 で大雪に関する部分。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLTg7S0otwM-jzZ4u5b1oR3lzUbNlja_Ro

株式会社ウェザーニューズ 様 YouTube 動画


■2016/01/21 にライブ配信
数十年に一度の大寒波 西日本で大雪警戒 週間天気 1月21日(木)配信

■2016/01/22 にライブ配信
40年ぶりの大寒波 西日本で大雪警戒 週間天気 1月22日(金)配信

■2016/01/23 にライブ配信
今夜から西日本で大雪に 40年ぶりの大寒波

■2016/01/23 に公開
【夕刊ニュース】大雪に警戒|2016.1.23

■大寒波が日本へと襲来中。現在、西日本では大雪となっています。

■2016/01/24 にライブ配信
【夕刊ニュース】引き続き大雪に警戒|2016.1.24

■2016/01/25 にライブ配信
極寒の朝 凍結に警戒 2016.01.25 早朝配信


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6 大雨 ウェザーニューズ YouTube 動画
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2016年1月28-30日に大雨

関東甲信越 雨 雪になった。
このとき 関東地方 南岸低気圧 積雪についての情報があった。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLTg7S0otwM-jMPyL99umvfKYFVuEEw_fV

株式会社ウェザーニューズ 様 YouTube 動画

【夕刊ニュース】低気圧の影響 雨?雪?|2016.1.28

【最新雨雪情報】2016.01.29~30 14:30更新

【最新雨雪情報】2016.01.29~30 19:00更新

【夕刊ニュース】雪だけでなく凍雨にも注意|2016.1.29

【夕刊ニュース】どんな1月だった?|2016.1.31

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7 西日本への下層暖湿気流入
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なぜ 大雨?

なぜ 下層暖湿気が流入したのか よくわからない。

気象庁 短期予報解説資料では
「29日
南西諸島から東シナ海では、高気圧の縁辺を回る下層雲域が重なり厚い雲域を形成。名瀬や屋久島のウィンドプロファイラでは、下層で南西風が強まっており、29 日9 時には、名瀬や鹿児島上空で850hPa・θe320K 以上を観測。西日本への暖湿気流入が強まっている」

「日本の南に中心を持つ高気圧の縁辺を回り、前線や低気圧に向かって850hPa・θe318K 以上の下層暖湿気が流れ込み、低気圧や前線付近では大気の状態が不安定となる。太平洋側を中心に短時間強雨、落雷や突風に注意。対流雲が組織化すると激しい雨や非常に激しい雨となるおそれもある」




暑中 お見舞い申し上げます

里でも 山でも 海でも しばらくは 酷暑が続きます。

くれぐれも ご自愛のほどお祈り申し上げます


平成27年 盛夏

花火 2015 夏 高松

https://youtu.be/h3DOFND0QHA

team Lab★ クリスタル花火
2015年7月25日-8月9日
香川県高松市サンポート


2014s-480-0492.jpg
カズラ橋 三好市ライブカメラ

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四国地方の 8月は 台風 大雨 などで 天候不順が続き、山へ向かう登山者は極端に 少なかったようで、いつも通う 山域に 8月3回出かけたうち 山稜で 他の登山者に 出会ったのは 3回のうち 一回だけ それも ワンパーティーに出会っただけ。

他の2回は 全く 誰にも会わずで、登山者の少なさは 真夏なのに まるで厳冬期の山行のようだった。

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8月前半。


小歩危 三好市ライブカメラ 国道歩道柵にせまる 吉野川の増水

8月 週毎に来襲した 2回の台風で 国道32号が 延べ計10日間も通行止めになるなど、山間地の幹線道路が ほとんどすべて 通行止めになるような状態では とても山へ向かうことなどできるはずもなかった。


吉野川増水 水資源機構 ライブカメラ


水資源機構 池田ダム ライブカメラ


水資源機構 池田ダム ライブカメラ


水資源機構 池田ダム ライブカメラ


吉野川の池田ダムの放流状況。毎秒8,000トン以上の放水など ものすごい水量。


吉野川は増水 「氾濫危険水位」


国道32号 豊永 四国地方整備局ライブカメラ 吉野川の水量に注目


国道32号 下川跨線橋 四国地方整備局ライブカメラ 吉野川の水量に注目

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台風の影響を差し引いても その後の雨の多さ 天候不順など 今夏8月は 大雨の年となった。

 気象庁季節予報
「西日本、沖縄・奄美では、気温は平年並か高い見込み
西日本では、降水量は平年並か少ない見込みです」

という予報は 見事にハズレたが
 誰も気象庁を責めることなど できないと思う。

自然現象のなかでも 気象とは 本当に奥深いものなのだから。

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そもそも地球史を紐解けば地球誕生から 56億年。
人が生まれたのは 大晦日12月31日 日付が変わる まさに直前。

その人類の有史の中でも 気象観測の歴史は ほんのごくわずかのこと。

人智の届く範囲など たかが知れていて
 すべての気象現象 気象のパターンを
 把握・解析することなど とてもできない。

だから 何ヶ月かの 長期予報の 当たり外れなど 目くじら立てて 批判したり することなど とても できない。

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予報が 当たっても 当たらなくても どちらも 当然 おこりうること。
人智の「想定外」のことが 自然では 当然 おこりうるものなのだ。

気象現象は単純に 予測できるものでもなく
何が起こるかわからないのに

何かあると やたら 気象庁などに 批判の矛先を向ける人がいるのは とても残念なことだ。

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こうしたこともあってか 昨今 気象の用語が

マスメディアに先導されて より 先鋭に過激になってきた。

「局地的な大雨」が 「ゲリラ豪雨」とか、
「警報」が 高度化し 「特別警報」とか

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そして マスメディアが やたらと 使いまくる「異常気象」。
 センセーショナルな効果を狙った言葉遣いだ。
これも長い 地球史の観点からみれば 軽々しく使う表現ではないと思うが。。。
 
言葉だけは やたら 「過激」になって
より 注意を喚起する ようになっても
どんな場合でも 人智は限定的でしかない。

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今夏 悪天候で 退路が 絶たれるような 状況が発生したりした。
登山中に 山の中で 「予報が外れた」 「悪天候だ」と 繰言を言ってもはじまらない。

どのような天候にさいしても

いかに 悪天候に突入する前に 適確に 
自己責任で 判断し 安全に 下山できるか
山行中止 撤退の判断など 常に 考え 行動するのが 大原則だ。

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「自然の 気象現象は とても奥深く 人智では つかめないきれないものだ。」
という基本原則を しっかり 身につけておくことのほうが 大切だと思う。

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「2014年 夏の天候の見通し

6~8 月

この夏は、北日本では、気温は平年並か低い見込みです。
西日本、沖縄・奄美では、気温は平年並か高い見込みです。
東日本では、気温はほぼ平年並の見込みです。

北日本では、降水量は平年並か多い見込みです。

西日本では、降水量は平年並か少ない見込みです。東日本、沖縄・奄美では、降水量はほぼ平年並の見込みです。

梅雨の時期の降水量は全国ほぼ平年並の見込みです。

この夏は、エルニーニョ現象が発生する可能性があり、チベット高気圧や太平洋高気圧の北日本付近への張り出しが弱くなる可能性を考慮しています。

また、フィリピン付近では対流活動が活発となる可能性があり、太平洋高気圧の西日本、沖縄・奄美への張り出しが強くなる可能性を考慮しています。」
2014年2月25日発表 気象庁地球環境・海洋部

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南岸低気圧

いつも通う山域で 典型的な降雪パターンは 主に二つ。

1 寒気団が流入して 強い冬型で 降雪。
2 南岸低気圧による降雪 (低気圧が急速に 発達)

今回2の南岸低気圧が2013年1月13-14日にかけて四国沖から 本州南岸を通過し、寡雪だった 山域も  しっかり 雪が降り積った。

気象情報

南岸低気圧が ただ通過しただけでは 降雪か雨か あるいは 空振りか いろいろな条件次第で 微妙に かわるようで 気象台内部でも喧々諤々とかいわれるほど とても 気象判断が難しいとされている。

冬の山は 天候次第で激変し 悪くすれば 退路を絶たれてしまうこともある。難しい判断ということで 甘く見ることなく くれぐれも 気象遭難にならないよう 慎重に ご用心。


「南岸低気圧には、四国に近すぎると雨になり、遠すぎると雨も雪も降らないという微妙な距離の関係があって、この低気圧が近づいてくるとき、実は気象台でも雨になるのか雪になるのか、それとも全然降らないのか、ケンケンガクガクの議論になるのです。」徳島地方気象台


平成25年1月13日 午前9時 地上天気図


平成25年1月14日 午前9時 地上天気図


平成25年1月15日 午前9時 地上天気図


平成25年1月13日 レーダーアメダス合成値(気象庁発表)過去24時間降水量変化:動画


平成25年1月14日 レーダーアメダス合成値(気象庁発表)過去24時間降水量変化:動画


悪天を避ける努力も必要だが 


天気予報最前線

------------------------------------------------------------- 「岳人」2008年12月号 東京新聞出版局

[第2特集]
天気予報最前線
◆2008年エベレスト・ガイド登山隊 山本篤の場合
◆ガッシャブルム2とブロードピーク連続登頂 竹内洋岳の場合
◆ヒマラヤの予報をおこなっている気象会社
◆どうやって予報をあてるのか
◆気象予報の舞台裏

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「岳人」2008年12月号に出ていた 気象予報会社のURLなど
メテオテック・ラボ (日本)
http://www.meteotech.net/service5.htm
日本国内および海外の山岳気象に精通する唯一の専門店。

METEOTEST (スイス)
http://www.expeditionweather.info/index
http://www.meteotest.ch/en/everest

mountain meteo services (スペイン)
http://www.meteoexploration.com/

スノーフォーキャスト (ニュージーランド)
http://www.snow-forecast.com/
http://www.snow-forecast.com/resorts/Everest

The Weather Forecast  (フランス)
http://www.theweathernetwork.com/
http://www.theweathernetwork.com/weather/npxx0004

衛星携帯電話
http://www.everest.co.jp/sat/

隔世の感ありと 驚くばかり

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「我々がアタックしたその日、
実は他の隊の気象予報士は天気が悪化するという予報を出していました。--
------私たちが契約した気象予報社以外のすべてです。-----
---他の隊が弱気な予報を信用して行動をやめてくれたのもラッキーでした。
我々はエベレストの風物詩ともいえる大渋滞とは無縁でしたから。」
山本 篤 氏 「岳人」2008年12月号


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なるほど ヒマラヤ登山中にも 衛星携帯電話や 、パソコンで 正確かつ 的確な予報をえて 
危険を避けることができ ワンチャンスを確実に生かすことのできるのである。

気象予報会社が出す 的確な ヒマラヤ気象予報の情報が それこそ値千金の重みになり、
確実な情報料とすれば 一寸目で 高いと思われる費用 15-35万が とても安いものになるのだろう。 

記事から 率直に 感じたのはこうした ヒマラヤでの 気象予報が ここまで精緻になったのか! 
本当に進歩しているなと 感じたことだ。

もとより 昔 ラジオの気象通報を聞いて 
手書きで 天気図を書いていた時代を経験している 私など 
今日の インターネットでえられる 膨大なリアルタイムな気象情報には 
隔世の感ありと 驚くばかりである。

もし 多くの情報から 的確に解析できれば ここまでできるのかと思うのだが 
残念ながら 素人の私には 多くの気象データを ただぼんやり漫然と見過ごすこと しかできない。

梅雨時期

ヒマラヤに限った話でないと思うこと 山の地形

「岳人」の記事の中で 別に ヒマラヤに限った話でないと思うことも多々ある。

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「予報対象の山岳地形を頭に叩き込む。というのもヒマラヤなどの山岳地帯では、
天気や風などの気象条件は地形によって大きな影響を受ける。」
猪熊隆之 「岳人」2008年12月号

「予報対象である山の地形が頭に完全に入っていないと不可能だし、」
猪熊隆之 「岳人」2008年12月号

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遙か 上空の天気 とか 平地での天気と違って 山の気象 たとえば風向きなどは 
山の地形に大きく左右されるなど 地形と気象が密接な関連があるということ。

このことは 私が 通っている山系でも全く同じである。


山域の地形、地質と気象

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「数値予報モデル通り予想すると痛い目をみることになる。
そこには自分なりの経験と判断がものを言う。」
猪熊隆之  「岳人」2008年12月号

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気象現象は 経験が 大事だ。

気象現象は 経験が 大事だ。

観天望気 日和山など 空を観察し 過去の経験とか 諺とか 比べてみること。

気象の諺  ( PDF版 )

気象のことわざ 過去の経験の積み重ねが 大事というのは
 ヒマラヤに限らず 日本国内でも 昔から当然の ことだ。

もっと もっと 大事なこと


もっとも 最終的には 
悪天を避ける努力も必要だが 山では 天気予報より もっと もっと 大事なことがある。

これは 昔も 今も 変わらない。

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「冬山に登るからには 天候に気を配ったり天気図を調べる必要性は認めよう。
しかし冬の岩壁での登攀の真っ最中、天候が激変したからといって、
予報が違っていたり、天気図をうらんだところで どうすることもできやしない。

であるならば 垂直の岩壁の中で 3000メートルの頂稜で 
どんなに ひどい風雪 吹雪に あおうとも ビクともしない 精神と 体力を鍛えておくことが、
生命を守る もっとも大切なことであった。」

小西政継
『岳人』昭和46年(1971年)11月号

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2008年11月24日 第1版制作


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平成20年 今年の紅葉

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平成20年 今年の紅葉
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平成20年 今年の紅葉

1-2008-10-18-koyo_0142.jpg

今秋の黄葉

「アケボノツツジでさえ、年々歳々その花模様を変える。
全山に花をつけるのは数年に一度か。
秋のモミジは春から夏への大気の変化によって微妙に変わる。
柱状尾根の、真赤に燃えたつ紅葉は十年に一度、五二年ついに最高の美しさに巡り会えた。」
"石鎚との出会い" 高橋 毅 著 『石鎚』


2-2008-10-26-koyo_0058.jpg


平成20年 今年のコメツツジ 紅葉


今年の紅葉は 当たり年と言われるが、様々な 違いがわかるのも 一年 2年でなく 何十年、何百回 通い続けてやっと 素晴らしいモミジに 巡り会えるからなのだろうか。


何年か前 写真家 高橋 毅氏 確か 石鎚 750回 とか おっしゃっていた。撮影日数にしたら 物凄い日数だろう。

 底なしに 奥の深い 自然。


平成20年の紅葉 その2
今秋の 紅葉 その2

毎年のように ひつこく同じ山域に  分け入っていると 年ごとの 紅葉の 色づきの変化などの 微妙な 違いが 少しは わかるような気がする。

だが考えてみれば 所詮 人間が体験できるのは 僅か 何十年分 の秋だけのこと。

何千年 何万年の 悠久の自然の営みの中では 何十年分とは ほんの一瞬の出来事。

一寸 囓った程度で 知り尽くしてしまったと 横柄で 不遜な態度になるのは やめて もっと素直に 謙虚さを 持って 自然に接しなくては と またも 反省。


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2008年11月9日 第1版制作
2008年11月12日 更新

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梅雨時期


梅雨時期


気まぐれな天気

 1-rain_053.gif

6月、梅雨時期の気まぐれな天気。
変わりやすい天気でも、山へ行こうと すれば 今日では WEBサイトなど
で いろいろな最新 気象データを いとも簡単に手に入れることができる。

高層の天気図、予報支援図など や 航空用の気象データも 見てみると と
ても参考になる。

船舶向け天気図提供ページ (放送スケジュール)
船舶向け天気図 (画種別)

専門天気図 
専門気象情報

高松空港
徳島空港
高知空港
松山空港

山域の地形 地質と 気象


素人の範囲では

もっとも 気象の専門家でない 素人の範囲では  気象プロが それらの多 くのデータから様々な情報を関連づけて 的確に うまく読み解くようなこと は とてもできない。

 私など 正直にいって ようするに ウェブサイトの膨大な データを  
ただ単に ぼんやり眺めているだけに過ぎない。  

2-CUT_169.gif 

  私のような素人が できることは 照る照る坊主か、 下駄を投げるよ
うな 気象占い 程度のことか。

気象の諺

 3-man_069.gif
更にできることは
先人の知恵袋としての 天気の諺は 過去の気象データベースの集大成であり、
これなど 謙虚に 紐解いて先人に教訓を学ぶこと。

観天望気 (PDFファイル

山の中に入ったら

4-sun_257.gif
そして 山の中に入ったら
危険な 気象現象を避けるよう 常に空を見て、雲の動きをみて、 風の向き
を見て、 寒いか暖かいか 感じること。

さらに いつも 心得ておかねばならないのは 山で危険な気象を避ける努力
は大事だが  それでも 山では 時には 人智を超えた 突発的な気象現象
にであうことがあるということ。

その場合。
 どんな事態に陥ってしまったとしても 最後まで あきらめずに なんとか
無事に下山できるよう 最善の努力をつくすことができるようにと  少々の
悪天にも 耐えうるように 常に 備え 鍛えておくこと。

そんな ことしかできない。


2008年6月22日 第1版制作

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★雷に関わる 体験


●夜間 行動中の雷

一瞬 フラッシュがたかれて 世の中が一気に明るくなる。
このライトニングのあと 間髪入れず すぐ 大きな 雷鳴が ズシンと 響く。
この様なときは たいがい ガスで 視界が悪いのですが この一瞬は パット 世の中明るく なるのです。
丁度 ディスコなどで せん光フラッシュが連続するようなのが 連続的に再々 起きるようになると もう危険です。少し 山稜から離れて 待機です。


●山稜より 下で ライトニング

夜間だと 特によく 分かります。
 山の 山稜 より 下で 雷の せん光が 走っているのが 見えると 足下が 不気味です。
足下から 光が出るような感じがします。


● 山稜でのテント(野営中)の雷

普通 昼間とか 夜間も ある程度の 時間までで 収まるのですが 朝まで 続くのがあるのです。
一晩中続いて 夜明けになっても 雷が鳴り響くので 文字通り 朝まで まんじりとも出来ず 一睡も出来ない経験があります。

この中でも ゆっくり熟睡して 平然と寝ていられるような 図太い神経を 付ければ、 鬼に金棒 世の中怖いもの無し 明るい人生が開けます。


●これが一番怖いのですが 「いきなり せん光 ドスン」

雷と言えば 黒い雲に覆わてきて 雨が降り出し やがて 雷鳴が だんだん 近くなってきて 雨も強くなってからという順序があるのは 下界のことです。
 山稜で ガスにまかれ 詳しいことは分からずに 雨も降らないのに いきなり せん光 ドスンという経験があります。
起承転結 なく いきなりドスン これが一番危ないのです。

地震 雷 火事 親父。怖さでは 地震の次に 位置されています。



★いきなりドスン

●Lightning safety
http://www.lightningsafety.noaa.gov/より引用
LightningOverview21-1.jpg
LightningOutside18-1.jpg
LightningOverview22-1.jpg
LightningOverview39-1.jpg


雨が降らないところで落雷 警告なしでドスン

晴れていてもドスン 姿勢 つま先に注意 最小の接地面


★雷日数


480japan.gif
日本国内 雷日数下記サイトより引用
http://www.lightningsafety.com/nlsi_info/lightningmaps/JPNghtning.html

480thunderstormdays.gif
フロリダ州が多い
アメリカ Thunderstorm days per year
Courtesy: National Weather Service
http://www.floridadisaster.org/HWA/thunderstorms.htm


★雷 に関して


●Lightning safety
http://www.lightningsafety.noaa.gov/

http://www.nssl.noaa.gov/mag/light.shtml

http://www.lightningsafety.com/


●フロリダ州など 雷の多い所は雷情報がしっかりしている。

●30-30 ルール (30秒 30分間)

http://www.floridadisaster.org/HWA/lightning.htm

Use 'The 30-30 RULE' to determine the threat oflightning in your area.

a.. 30 Seconds: Count the seconds between seeing lightning and hearing thunder. If this time is less than 30 seconds,lightning is still a potential threat. Seek shelterimmediately.

b.. 30 Minutes

風速計

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風速計

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「山で危険を避ける方法にはふた通りある。

第一は、科学的あるいは教科書的なアプローチによるもので、温度計、比重計、気圧計、風力計、傾角計などの使用や、雪面にあけたスノーピット、積雪の切断面テストなど、あらかじめ計算された観察によって状況を検討するものである。
この種のアプローチは非常に有効であるため、よく研究がなされている。

しかし、危険回避のための科学的なアプローチは、山の環境に対する本能的な感覚にとって代わられるものではない。
あくまで補助的なものとして捉えていくべきだ。観測計器や合理的な観察がどういう結果を示そうと、胸の奥の不安を打ち消すことが出来ないなら、行動を続けるべきではない。」

   「アイスワールド」 ジェフ・ロウ著 手塚勲訳 1998 山と溪谷社


★少し前から  温度計付きの 風速計を 山で使っています。

Kestrel (ケストラル) 2000で、11cm 4.2cm 厚み 14mm 重さ 42gの小さなポッケト気象メーターです。

http://www.nkhome.com/
風速 (最大 平均) 気温 体感温度が デジタル表示されます。


平成16年1月31日 三嶺山頂にて 後は 矢筈山

今まで 温度計は チャックの引き手に付属している小さな ものや 棒状の 雪温計を使っていましたが、小さすぎて、細かい温度が見えにくかったり、温度が安定するのに時間が掛かったりしていました。

風速計は 「強いな 弱いな」 という感覚でした。

瞬時に 一体 どのくらいの 風速が吹いているのだろうか、いつも 気になっていたのですが、すぐに正確に測ることが出来たらと思いつつ、いたところ、以前から気になっていた ケストラルを購入することとなった次第です。


★山中で  しばらく使用した後 使用感想

ちょっと立ち止まったくらいの 瞬時に すぐ 気温 風速が分かり 暑い 寒い 強風 弱風 が 実際の 数字で掴めるのは とても便利です。


温度 直射日光 を避け 地上 の 空気の 温度が 気温です。デジタル表示は 風で 小数点以下の 末尾の 数字が 細かく動きます。 空気も ばらついているな と感じます。 

風速は もっと ばらつきます 風の息がありますし 風向は 細かく変わり プロペラの軸と 多少 一致せず偏角が生じます。
 僅かな時間でも 風は 激しく ばらつきます。
一〇分間平均風速などと とても じっとして 待ってはいられません。

そこで ave 平均風速 を見ます。 


徳島県東祖谷山村 落合峠(1520) の 風速計 平成16 年1月
風の向きの変化に応じて 動く プロペラ型 かなり大きい音がしていた。
(訂正 風速計は 下の方に お椀型の在来型風速計があり 正常に 動いており どうやら  この大型のプロペラは 風力発電装置であるらしい。)

http://www.zephyreco.co.jp/index.html
http://www.zephyreco.co.jp/MAIN_S~nagano.HTM#list011


★感覚的に思っていた風の強さと ケストラルで計測した風速の 違い


 気温の違いによる感覚の差はあるものの、 大体 毎秒5m 未満は そよ風で 大した風でない。 10mを越えると 強いと 感じ始め、15mは強風です。 20mを越えると 歩くのに 困難があるような感じです。

もっと 強い風の時は 瞬間的にはあるでしょうが 、これ以上は 正直言って 風速計を取り出すのも 大変で とても 計測する気にならず 計測不可という感じです。

だいいち ここまで 天候悪化の時などは、予め目的地を変更して、もっと 風の弱い 地域の山岳へ 移動してしまうでしょう。


気温は 地上天気図でなく 高層天気図の 高層の温度分布図での温度と 殆ど良く似ています。
やはり高層の大気の流れがそのまま 山頂の気温とほぼ一緒にならわれるのだな 感じました。


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2004年2月3日 第1版制作
2004年3月29日 最終更新

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