自然の最近のブログ記事


https://youtu.be/RLmSFwJhB_o

いやしの温泉郷近くにある 菅生谷 第四堰堤。

三嶺に源がある菅生谷川。

三嶺登山の折に 堰堤の流れをみてみると
毎回 流れかた は 異なっていて、二度と同じ 流れが ない。

さまざまな 水の流れに 春夏秋冬の 天気、風、空、大地、木々の植生。動植物の様子などを さまざまに 組み合わせてみれば 山の表情は まさに無限の組み合わせができる。

無限の組み合わせの なかの ほんの すこし しか見ていないのに ややもすれば 山を十分 知った気になり もう 登り尽くしたと はやとちりしてしまう。

が、見れる自然は ごく一部であって 本当に 山の奥深さは とてつもなく 奥ふかく 足繁く 通い続けても山並みは 毎回 違った表情をみせてくれる。

おごることなく 謙虚に山に接するこころを持ち続けていきたい。


まったく 悪い タイミング。

紅葉の時期。爽秋の好天、大勢の人々で賑わう 週末の ちょうど お昼時、登山者が一番 多く 山頂付近に集まり 滞留し まさに ちょうどの時間帯。

この時間帯を 狙い撃ちするような 最悪のタイミングで 突然の火山爆発。

最悪時間帯だけに おおくの人々をまきこんで 痛ましい限りの なんとも いいようのない大惨事となってしまった 御嶽山の噴火。

もし 時間帯が季節はずれの 夜間とか 悪天で人出が少なかったりの場合 だったら こんなことには ならなかったのに。。。残念です。

そもそも 活発に活動する火山性の山は 人々を惹きよせるものを持っています。
長い間に浸食され 削られてきた 壮・老年期の山に比べ 火山の山は なんとも美しい山容を誇る 秀峰ばかりなのです。

富士山も 地球史的な時間スケールでは つい このあいだまで 噴火していた山です。

こうした 美しい山容に惹かれ 高まる著名山の人気。

美しい山容と裏腹に 今回の御嶽のように
「いつ何が起こるか 本当に わからない」
という火山 本来の潜在的危険性と隣合わせなのでした。。。。

それなのに いつもは 何事も無く
「知らぬが仏」で ただ単に 「運よく」 登っていたのでしょう。

そういう わたくしも 数多くの火山性の山に登らせていただいてきて、
 自分の「手持ちの運」など いままでの山行で もうすっかり すべて 使い果たしているのではと感じています。

今後は 幸運だけでは切り抜けないような場面に直面するのでしょう。

自然の脅威の前には なんとも しようがない、
山の恐ろしさを 今回 あらためて再認識し 自省しています。

御嶽山で 亡くなられた方々の ご冥福を 心より お祈りいたします。合掌。


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カズラ橋 三好市ライブカメラ

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四国地方の 8月は 台風 大雨 などで 天候不順が続き、山へ向かう登山者は極端に 少なかったようで、いつも通う 山域に 8月3回出かけたうち 山稜で 他の登山者に 出会ったのは 3回のうち 一回だけ それも ワンパーティーに出会っただけ。

他の2回は 全く 誰にも会わずで、登山者の少なさは 真夏なのに まるで厳冬期の山行のようだった。

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8月前半。


小歩危 三好市ライブカメラ 国道歩道柵にせまる 吉野川の増水

8月 週毎に来襲した 2回の台風で 国道32号が 延べ計10日間も通行止めになるなど、山間地の幹線道路が ほとんどすべて 通行止めになるような状態では とても山へ向かうことなどできるはずもなかった。


吉野川増水 水資源機構 ライブカメラ


水資源機構 池田ダム ライブカメラ


水資源機構 池田ダム ライブカメラ


水資源機構 池田ダム ライブカメラ


吉野川の池田ダムの放流状況。毎秒8,000トン以上の放水など ものすごい水量。


吉野川は増水 「氾濫危険水位」


国道32号 豊永 四国地方整備局ライブカメラ 吉野川の水量に注目


国道32号 下川跨線橋 四国地方整備局ライブカメラ 吉野川の水量に注目

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台風の影響を差し引いても その後の雨の多さ 天候不順など 今夏8月は 大雨の年となった。

 気象庁季節予報
「西日本、沖縄・奄美では、気温は平年並か高い見込み
西日本では、降水量は平年並か少ない見込みです」

という予報は 見事にハズレたが
 誰も気象庁を責めることなど できないと思う。

自然現象のなかでも 気象とは 本当に奥深いものなのだから。

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そもそも地球史を紐解けば地球誕生から 56億年。
人が生まれたのは 大晦日12月31日 日付が変わる まさに直前。

その人類の有史の中でも 気象観測の歴史は ほんのごくわずかのこと。

人智の届く範囲など たかが知れていて
 すべての気象現象 気象のパターンを
 把握・解析することなど とてもできない。

だから 何ヶ月かの 長期予報の 当たり外れなど 目くじら立てて 批判したり することなど とても できない。

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予報が 当たっても 当たらなくても どちらも 当然 おこりうること。
人智の「想定外」のことが 自然では 当然 おこりうるものなのだ。

気象現象は単純に 予測できるものでもなく
何が起こるかわからないのに

何かあると やたら 気象庁などに 批判の矛先を向ける人がいるのは とても残念なことだ。

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こうしたこともあってか 昨今 気象の用語が

マスメディアに先導されて より 先鋭に過激になってきた。

「局地的な大雨」が 「ゲリラ豪雨」とか、
「警報」が 高度化し 「特別警報」とか

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そして マスメディアが やたらと 使いまくる「異常気象」。
 センセーショナルな効果を狙った言葉遣いだ。
これも長い 地球史の観点からみれば 軽々しく使う表現ではないと思うが。。。
 
言葉だけは やたら 「過激」になって
より 注意を喚起する ようになっても
どんな場合でも 人智は限定的でしかない。

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今夏 悪天候で 退路が 絶たれるような 状況が発生したりした。
登山中に 山の中で 「予報が外れた」 「悪天候だ」と 繰言を言ってもはじまらない。

どのような天候にさいしても

いかに 悪天候に突入する前に 適確に 
自己責任で 判断し 安全に 下山できるか
山行中止 撤退の判断など 常に 考え 行動するのが 大原則だ。

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「自然の 気象現象は とても奥深く 人智では つかめないきれないものだ。」
という基本原則を しっかり 身につけておくことのほうが 大切だと思う。

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「2014年 夏の天候の見通し

6~8 月

この夏は、北日本では、気温は平年並か低い見込みです。
西日本、沖縄・奄美では、気温は平年並か高い見込みです。
東日本では、気温はほぼ平年並の見込みです。

北日本では、降水量は平年並か多い見込みです。

西日本では、降水量は平年並か少ない見込みです。東日本、沖縄・奄美では、降水量はほぼ平年並の見込みです。

梅雨の時期の降水量は全国ほぼ平年並の見込みです。

この夏は、エルニーニョ現象が発生する可能性があり、チベット高気圧や太平洋高気圧の北日本付近への張り出しが弱くなる可能性を考慮しています。

また、フィリピン付近では対流活動が活発となる可能性があり、太平洋高気圧の西日本、沖縄・奄美への張り出しが強くなる可能性を考慮しています。」
2014年2月25日発表 気象庁地球環境・海洋部

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20030906-481-IMG_8292.jpg

2003年(平成15年)9月6日の写真 (この写真では よくわからないが)


11年後に 氷解

平成26年7月 偶然 見た TV番組。

白山連峰、ブナオ山での カモシカ。
『ダーウィンが来た!「ニホンカモシカ 雪崩とともに生きる!」』

あ これだったのか。

これで やっと 11年前(2003年)の疑問が 氷解した。

思い起こせば 11年前。

2003年(平成15年)9月6日
三嶺山頂を振り返った時
山頂付近の急斜面を上下左右に自由自在に ものすごいスピードで 追いかけっこのカーチェイスのように くるくる走り回っていた 2頭 カモシカがいた。

別のカモシカ2頭も 三嶺西峰 祖谷側 で 走り回っていた。

この 二組の カモシカ 一体何をやっているのだろうと
そのときから ずっと疑問だった。

もともと 四国の この山域では カモシカの目撃など日常的で、猛スピードで 崖の急斜面を上下左右に移動するのも しょっちゅう目撃していることだ。

だが 2頭のカモシカが 同じ所を 上下左右 えんえんと ひつこく ひつこく くるくるまわり 続けるのは 11年前に見た 一回だけだった。 

400回以上の登頂回数を数える 三嶺。

それ以外の山域ふくめ 累計1600日以上の山行日数のなかでも こうした 2頭のカモシカの追いかけっこは このとき以外 みたこともなかった。


2014年放映された TV番組 でわかったのは

この 追いかけっこは

ゾーン ディフェンスで縄張り制を厳しく 張り巡らすカモシカ。

母カモシカが自分の縄張りから
 子供を自立させるために
 子供を 追い出すための 自然の厳しい儀式。

縄張りから 追い出すため
母が 子供に
 厳しい 試練に耐えて
一人前にしようとしている過程なのだった。


一方 人間のほうは こうした厳しい試練や過程を受けているのだろうか?と しばし反省。

白山は春が別れの季節だったが
 四国の この山域では 9月だったのは
気候条件や 食物となる 植生の違いだろうか?

ともかく やはり 自然の営みは奥深い。

そのほかにも なんとも わからないことばかり、多々。

ほんとうに たくさんある。。


「その時です!突然お母さんが子どもに猛突進。
びっくりして逃げる子ども。
お母さんは執ように子どもを追い回します。
実は春はカモシカの子別れの季節。
お母さんは大きくなった子どもを自分のなわばりから追い出そうとしているんです。
母と子の追いかけ合いはこの日延々と続きました。
さんざん追い立てられ疲れ果てた子ども。
お母さんのなわばりから少し離れた場所でへたり込んでしまいました。
息が上がってもう動けないようです。
しばらくすると子どもが斜面を下っていきました。
もうお母さんのなわばりにいることは許されないと悟ったのでしょうか。
ブナオ山を後にして対岸へ渡って行きます。
旅立って行く子どもの姿をじっと見つめるお母さん。
子どもはこれから自分の力でなわばりを築き厳しい冬も自分の力だけで乗り越えていくのです」

『ダーウィンが来た!「ニホンカモシカ 雪崩とともに生きる!」』
平成26年7月放映


2003年9月6日の記録

平成15年9月6日 晴れ

西山  5:47 --- 牛の背三角点 8:15 -- 天狗塚山頂 (9:03-9:36) -- 天狗峠 9:56 -- お亀岩 10:46 -- 西熊山 (10:46-10:55) -- 三嶺 (12:13-12:32) -- 西熊山14:05 --お亀岩 14:35--水場--- 天狗峠15:22--天狗塚(1540-16:10)--牛の背--西山18:20

累計歩行距離 22km 累計標高差 1977m

8:15 牛の背三角点「西の風 5m 15度 風があるので やや つめたく感じる。 赤石山系 石鎚方面など 遠望がきく」 
朝露で笹が濡れていて足下が濡れる。 
笹や、 コメツツジの色は 少し変化してきて、秋を感じさせる。
池は干上がっていた。

9:30 天狗塚山頂(一度目)「16度 西の風 5m 晴れ 」

12:55三嶺山頂「気温23度 風1m 暑くなってきた」 

9人くらいの 登山者が山頂で滞留していたが、狭い山頂の中でも とりわけ 山頂の三角点一帯は 局所的に混雑する。

少し離れて 剣山 次郎笈方面などの 眺望を楽しむ。

早々に 下って 縦走路から 三嶺山頂 方面を振り返ると フスベ谷 源頭部 三嶺の本峯 南面の急斜面で 2頭のカモシカ が自由自在に 急な斜面を左右 上下 斜め と走り回るのを目撃した。
 じつに広範囲を あっちこっちと 走り回る スピードに圧倒され 、しばし 唖然と眺めた。

カモシカのスピードに比べ 縦走路を移動中の 登山者など 本当に 亀足 に見えた。

また 別の 2頭を 三嶺の西峯 祖谷側の南面 急傾斜面 で目撃した。こちらの 走るスピードは 先の よりは 少し遅いが それでも かなりの速さだ。

気温が 高くなって 水の消費が 多くなり お亀岩で 水場に 立ち寄る。

16:00 天狗塚山頂(2度目) 「西の風 3m 19度 相変わらず 眺望はいい。」

平成15年9月6日 晴れ 牛ノ背(1757) 天狗塚(1812) 西熊山(1815) 三嶺(1893) 往復コース
ピカサ写真


2003年9月6日の山行記録


富士山 光と影

富士山 光と影

「富士山が壊-れる―富士山の世界文化遺産登録後の光と影―」渡辺豊博

http://youtu.be/2-qaM9R16W0

渡辺豊博・都留文科大学教授(NPOグラウンドワーク三島専務理事)が、
「富士山が壊れる―富士山の世界文化遺産登録後の光と影―」と題して、話した。
司会 日本記者クラブ企画委員 瀬口晴義(東京新聞)


光と影。

許容量を越えて 急増する登山者。

いったい「世界遺産」とは何か? 大いに考えさせられる。

昭和30年代に 富士スバルラインなど 自然におおきな傷跡をつけて開発してしまった反省。

いま 富士スバルライン 富士スカイラインなどは 廃道にして、歩いて登る 原点に回帰すべき。


登山者の教育。

チップ制バイオトイレで 胸ぐらをつかまえられたのが3年間で15回。

負の側面をしっかり考え 行動していくことが大切。

などなど。

いくつもの問題を鋭く指摘されていた。

これらは こと「世界遺産」の富士山だけにあてはまる問題ではなく、日本各地の 著名な山は 大なり小なり 同じ共通の問題を抱えていてる。

2011-04-27_0237-480.jpg  ナショナル ジオグラフィック 日本版 2011年3月号

「 70億人の地球 地球を変える「人類の時代」  」

「山を削り、都市を築き、海や大気に化学物質を排出してきた人類。その活動は、未来の地球にどんな痕跡を残すのだろうか。」

  シリーズ 70億人の地球 地球を変える「人類の時代」

「 未来に残る痕跡とは

 人類による地球環境の改変で最も目につくのは、都市の建設だろう。都市は、鉄鋼やガラス、コンクリートで埋め尽くされた巨大な人工空間だ。だが、そのほとんどは長い間には跡形もなく消えてしまう。理由は単純で、陸上では風雨による浸食作用が激しく、堆積が進まないからだ。今の時点で最も目立つものが、地質学の時間尺度では「おそらく最もはかなく姿を消すでしょう」と、ザラセウィッチは話す。」

エリザベス・コルバート 『ナショナル ジオグラフィック日本版』 2011年3月号

テキサスゲート


野生動物は通れないテキサスゲート。


平成22年10月2日撮影

森の再生

森の再生


森の再生


図解 山を育てる 道づくり


以前から もっと 低コストで 間伐材などの 引き出しができるのはないか
思っていたが 最近 こんな本が 出版された。

『図解 山を育てる 道づくり』
安くて長持ち 四万十式作業道のすべて

田邊由喜男 監修 大内正伸 著
社団法人 農山漁村文化協会
2008年2月20日 第一刷

http://www.shizuku.or.tv/hon.html
http://www.shizuku.or.tv/forest.top.html
http://www.shizuku.or.tv/



8-simanto_160-1.jpg

「四万十式 作業道」

『図解 山を育てる 道づくり』
安くて長持ち 四万十式作業道のすべて

ここで取りあげている作業道とは 普通 考えられている 広く一般車の通行できる 「林道」とは違い フォワーダなどの林業用作業車が通れるだけの幅員の狭い 作業道とか作業路と呼ばれる 「簡易な林道」のことである 。

「四万十式 作業道」とは 高知県大正町、田邊由喜男氏 が考案し 広まった作業道である。

コンクリート 蛇篭など使わず 現地の材料を巧みに利用して自然に優しく 低コストで 半永久的な 作業道。

低い垂直切土
法面は表土ブロック積み
沢は洗い越しで

逆カント 雨水の分散 など とても 参考になる。

グレーチングや 側溝などつけても すぐ詰まることを 考慮して とてもよく考えられた 方式だ。
木材の単価が安いこの時期に 高コストの 「林道」を造るのでないという主張は正しい。

ただし すべて この四万十式作業道 方式がすべての山の条件に適応するわけでなく 山の条件によっては 普通の林道が適当な場合もあるなど 他の林道 方式も組み合わせて考えなくてはならないといい 末端部で 四万十式作業道が適応できるように適宜 組み合わせ さらには、高性能の林業機械で効率よく運べる様々な 工夫も大事だし 低コストで架線を張る努力も必要であるとされている。

路面を延々と水が流れて やがて流路ができて 雨水で洗われていき やがて 荒れはてていく 林道をよく見かけて いるだけに この本で 提唱されている 作業道の作り方には なるほど もっと この考え方を利用すれば良いのに と感心されることばかりであった。  



林道についての話


ところで
普通の林道 についての オフィシャルな林道の話 林道の役割などは下記参照。

http://www.pref.kochi.jp/~seisaku/seibika/rindou.htm

実録! 林道ができるまで

http://www.pref.kochi.jp/~seisaku/ino/doboku~1/rindeki/rindou2.htm

また 参考になるURLとして 「林道評論センター」は
「まるで欲しかったのは道路ではなく工事かと思ってしまいます。」 「工事
は続くよどこまでも」「複数の名称が有る林道」など など 辛辣な意見も含
む  各種 林道事業の 事業について 適切に 評論していて この問題に
 詳しいサイトです。

http://www8.plala.or.jp/forestroad/index.html


切り捨て間伐


この四万十式の本に 興味をひかれたのも 実は以前から気になっていた「切り捨て間伐」の問題のためだった。

平成20年4月29日

平成20年4月29日の 牛の背から下山路は 今冬 雪の多い時期 よく通ったコースだったが 下部の 人工林帯にはいると 倒木が雪に埋まっていた時期に比べ 倒された 間伐材が 幾重にも重なり 木々を乗り越えて いくのに 大変難渋した。

これは いわゆる 「切り捨て間伐」という間伐手法である。この間伐は この山域に限らず どこの山にも 昨今よく見かける 間伐手法で 特に珍しいわけではない。

切り捨て間伐は 木材の単価が とても安くて 倒した間伐材を 引き出す手間暇など とても かけられないので 現地でそのまま 腐らすという ものであるが、もとより 貴重な 木材資源が こうして 朽ちていくのは 何とも もったいない話だ。

本来なら 間伐材として 活用するのが 正当な方策で、本当は 好ましくはないと思いつつ やむをえず 倒したまま 腐るまで あと20年以上 こうした下草も生えない 荒れ果てたままの状態が続くことになるのかと思うと 何とも いえない 暗鬱な気持ちになる。


昔 山里に 多くの人が住んでいたときには こんなことはなかった。たとえ間伐材といえども 貴重な森林資源として 貴重な山からの恵みは すべてを皆で 大切にし 無駄にはしなかった。

だが、山村は 若年者が減り いまでは人口減少 少人数になり 高齢化が どんどん進んできて 山村では 数少ない 貴重な農地ですら 耕作放棄されているぐらい 荒れてきている。

森林も 全く手入れすらされず 放棄され 荒れ果てたままに そのまま共倒れの人工林なっていく状況なので いたしかたなく、やらねば どうしようもないという程度に 補助金頼みで 間伐だけ「切り捨て間伐」を行うもののようだ。

だが こうした「切り捨て間伐」は 本来の 森林にとってとって 間違いなく 正常な状態とはいえないと思う。



林業をとりまく環境

スギ ヒノキばかりの かたよった森づくり を推し進めたりした ツケが回ったかのだろうか?

 林業とりまく環境の激変に合わせようと 今になって 森を再生しようとしたりして、 あるいは 混合林などへ転換をしようとしても 森が育つのは この先 何十年かのことであって この現状をたちまち変えようとしても そう そう簡単なことではない。

もとより 林業の振興は 山里に活気をもたらす主力の産業として 絶対欠かせないものだが、 現状として 山里は 治山工事、治水工事、災害復旧や災害防除の工事、道路工事、林道工事などが 山里の主力産業になってしまっていて これらが実質的に 山村の雇用を支えているというのが、良くも悪くもの山村の実態なのである。

かりに こうした実態を踏まえてみても さらに本当に問題なのは 林業で成り立つべき山村で たとえ 立派な「林道」ができても その林道沿いの 人工林ですら 枝打ち 間伐など 手入れ一切なされずに そのまま 荒れ果てたままにそのまま 放置されているという 山里の森林の現状のほうだ。

こうした衰退した林業に 以前の活気を取り戻せるかが これからの山村の課題であるのは間違いない。


森林再生

 もとより 森の再生。これは 何世代にもわたる 気の遠くなる 時間も手間も かかる大変な森林再生モデルの構築事業なのだ。

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2007年秋 トヨタ自動車は 広大な山林を購入した。
これには 社会貢献活動というより 将来を見越した 長期的な構想があるよ
うだ。

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9-toyotaforest_001.jpg 

社会貢献活動
トヨタの森

里山

トヨタ自動車、国内の森林再生モデル構築に向けて三重県内の山林取得に関する売買契約を締結

トヨタ自動車、国内の森林再生モデル構築に向けて
三重県内の山林取得に関する売買契約を締結

「 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、社会貢献活動ならびに林業事業
を通じた、国内の森林再生モデルの構築に向けて、三重県多気郡大台町の山林
取得に関する売買契約を締結した。」

 「今回取得した山林では、山林の管理運営を(株)森林再生システム(本社:
東京都世田谷区、社長:速水 亨)に委託し、社会貢献活動の一環としてCO2吸
収など森林のもつ地球環境改善効果の最大化に向け、森林の整備から再生まで
取り組んでいく。 また、同社の優良材を効率的に生産するノウハウを取り入
れ、持続的な林業事業の場として活用するとともに、こうしたノウハウを林業
経営者や山林所有者とも共有していく。

 トヨタは、これまでにも社会貢献活動の一環として、地球と社会の持続可能
な発展に向けた環境保全活動に取り組んできており、里山再生のモデルとして
緑化活動の公開・体験型プログラム等を行う「トヨタの森(1997年?)」活動
や中国における植林活動である「砂漠化防止プロジェクト(2001年?)」、本
年より開始するフィリピンでの植林活動など、幅広い取り組みを行っている。

 今後もトヨタでは、「サステイナブルな人と社会への貢献」をキーワードに
『社会貢献』に取り組むとともに、『研究開発』、『モノづくり』をあわせた
「3つのサステイナビリティ」の追求に向け、一層の取り組み強化を図ってい
く方針である。」

<山林取得の概要>
所在地 三重県多気郡大台町
面積 約1,630ヘクタール
取得先 諸戸林産株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:諸戸正和)ほか

(株)森林再生システム

速水林業

NPO法人 22世紀やま・もり再生ネット

香川県森林再生方針



息の長い 骨の折れる 森の再生 


太古より 何万年、何千年の営みをもつ悠久の自然に対して 
森林を利用してきた 人類の歴史は ほんの小さな出来事なのかもしれない。

そんな 小さな出来事でも 人が痛めた森を再生するのは多大な労苦がいる。
再生への歩みは遠く 長い道のりだ。まだ まだ先の長い 息の長い努力が必要だ。

が、やがては、こうした森林再生の努力が報われて
森林の再生ができあがっていってほしいものだ。


2008年5月5日 第1版制作

森の再生


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森の再生

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不都合な真実

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不都合な真実
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不都合な真実

地球環境の問題


1-2007-08-22-05-55-480_0003.jpg 
 ナショナルジオグラフィック誌

 ナショナルジオグラフィック誌などで よく取り上げている 本来 とても難しい地球環境の問題を迫力ある語り口で わかりやすく展開する。

2-234x60.gif 
映画

DVD


圧倒的な大スクリーンにアップルコンピューターのKeynote を駆使して、説得力のある 語り口で スライドショーを演じる元政治家 「アル・ゴア氏」。

熟練した 俳優が 話し方 身振り 手振り 表情を かえ 地球環境の問題を演じて語る より 遙かに 説得力を持った 映画に仕上がっているのは アル・ゴア氏の地球温暖化問題への危機意識や熱意があふれ出ているためだろう。

データ、 図表、 写真、 有名人の格言、 などの スライドの出し方。話し方、自信を持って 聴衆に 説得力もって いかに プレゼンテーションをするべきか。昔流でいえば紙芝居を うまく行うにはどうしたらよいのかが よくわかり、とても参考になった。

「パワーポイント」を使っても、わかりにくい 貧弱な紙芝居などしかできない 私などには 「アル・ゴア氏」の 迫力ある話しぶりは、多く出回っている プレゼン手法の本で 紙芝居の仕方を学ぶよりずっと よい勉強になりました。

3-2007-08-20-20-16-480_0001.jpg
「不都合な真実」アル・ゴア著 枝廣淳子訳 2007年 ランダムハウス講談社
の著者プロフィールによると
アル・ゴア氏はアップルコンピューター社の取締役となっている。


「不都合な真実」アル・ゴア著 枝廣淳子訳 2007年 ランダムハウス講談社
著者プロフィール


風力発電

4-2007-05-24-11-46-wind-045.jpg
強い風を受けて 風車が回るが、風切り音もでる。
人家がないところなら問題は少ない筈だが、
風力発電計画も 入笠山などでは 問題となった。
5-img_281511.jpg
落合峠 風速計が激しく回る。

平成16年3月6日 撮影

http://www.zephyreco.co.jp/index.html
http://www.zephyreco.co.jp/MAIN_S~nagano.HTM#list011

6-2007-04-07-13-42-480_150.jpg

現在、風車は 太陽電池に切り替わっている。平成19年4月7日撮影 

このような厳しい自然条件にさらされ、メンテナンスも容易にできない場所で
 安定的に電力を発生するのは大変なことなのだろう。

ゼファー株式会社 代表取締役社長 伊藤 瞭介

ここまできた小型風力発電機
http://www.zephyreco.co.jp/img/zep_06_no01.pdf
(PDFファイル)


環境省HPから

地球温暖化の科学的知見

地球温暖化対策

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2007年8月29日 第1版制作
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不都合な真実

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自然のパワーの凄さ

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自然のパワーの凄さ
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山では 春の兆しを感じるような優しい光景もある反面、

1-2006-03-19-07-49-480-024.jpg

一体 どのぐらいの力だったのだろうか。

建物を押しつぶし、
2-2006-03-19-16-30-480_225.jpg

木をことごとく 折り曲げてしまう。

3-2006-03-19-12-36-480_148.jpg

自然のパワーの凄さを つくづく感じる。

徳島県三好市東祖谷にて
平成18年3月19日撮影
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2007年3月11日 第1版制作

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