2005年1月アーカイブ





徳島新聞 平成18年1月26日掲載記事より


★三嶺名頃ルートについて



平成18年3月11日撮影三嶺ヒュッテ付近

名頃からの三嶺林道経由、三嶺(1893m)への登山ルートは無雪期は一般ルートですが、
積雪の多い時は、三嶺ヒュッテ手前 水場分岐標識付近からの南面を登るあたりが、
雪の付き方によっては注意を要するところになります。

積雪の少ない年なら、あまり問題は無いのですが、
今冬のように積雪の多い年で、降雪後 特に雪が安定していない時期には
名頃からの夏道 登山道通りの通過には 十分注意が必要です。

今まで 三嶺林道を上まで登れるからという理由で、冬でもこのコース賑わっていたのでしょうが、
今冬からは 三嶺林道通行止め、名頃駐車場までしか入れないので、
今後は いやしの温泉からのルートなどが見直されるのではないでしょうか。



★雪国ではないものの

四国地方は、 雪国ではないものの、地域的には、ごく部分的に、局所的に、大雪が降ることがあります。

この山域でも 山域のある部分に 局所的に 大雪が降り 続く 時があります。
一般的に 積雪が溶けやすいのは南面で 残りやすいのは北面ですが、大雪の降りやすいところで、 日の当たらない 谷筋 など 日射の少ないところでは ラッセルに 苦労することになります。

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平成17年(2005年)1月12日17:30
強い寒気が流入し この山域に大雪の降るパターン


強い寒気が流入し この山域に大雪の降るパターン

寒気が強いとき 中国山地を越えて やってきます。



●冬型の気圧配置が強まり 強い寒気が入り込むと 

中国山地を 越えてきてなお 燧灘で再度 水分を補給して
境目峠付近から 剣山地一帯へ 入り込むのですが

上空の寒気の具合や 吹き出す角度によって 
どこらが 一番雪が多くなるか 微妙なところがあるようです。

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南岸低気圧による場合

南岸低気圧のパターン

「南岸低気圧には、四国に近すぎると雨になり、遠すぎると雨も雪も降らないという微妙な距離の関係があって、この低気圧が近づいてくるとき、実は気象台でも雨になるのか雪になるのか、それとも全然降らないのか、ケンケンガクガクの議論になるのです。」徳島地方気象台

1994年2月11日21時の地上天気図
2003年1月4日から5日にかけて上空に強い寒気が流れ込み、徳島市で雪が積もりました。

徳島地方気象台では、2003年1月5日午前9時に4cmの積雪を観測しました。
これは2001年3月5日に「0cm(1cmに満たない積雪)」を観測して以来の積雪となります。

冬型の気圧配置が強まったとき、徳島県の西部や山間部では積雪になることは多いのですが、東部の徳島市で積雪になることは多くありません。
今回の寒気はそれほど強かったと言うことなんですね。

ちなみに、徳島県の平野部で雪が積もることが多いのは、台湾付近で発生した低気圧が、四国沖を発達しながら通過する場合です。
これを気象台では「南岸低気圧」と呼んでいます。

上は南岸低気圧の例で、1994年2月11日21時の天気図です。
東シナ海で発生した低気圧が発達しながら東に進み、11日の夜から徳島市内でもみぞれから雪に変わりました。

南岸低気圧には、四国に近すぎると雨になり、遠すぎると雨も雪も降らないという微妙な距離の関係があって、この低気圧が近づいてくるとき、実は気象台でも雨になるのか雪になるのか、それとも全然降らないのか、ケンケンガクガクの議論になるのです。
徳島地方気象台より引用


この山域に大雪の降るパターン