2021年5月アーカイブ

登山者位置検知システム 「ヤマシストネットワークシステム」

2021年連休中、全国で多発した山岳遭難。

位置情報が備わった携帯電話からの 救助要請なら 場所が比較的特定できやすいが 位置情報の乏しい行方不明者などの捜索救助活動は 大変 難しい。

山岳遭難対策として登山届などがあるものの 山岳地では 携帯電波圏外 や不感地帯が多いうえに、登山者が 道迷いや転滑落などで登山道からはずれたりした場合もあって 実際の捜索救難が難航することも多い。

携帯不感地帯であっても 遭難者の正確な場所を うまく捕捉、検出する システムが あれば 登山者の捜索救難対策の 切り札になると 以前から いろいろと 研究開発が すすめられてきた。

北アルプス剱岳などの高山地帯で 山岳の多い富山県。

富山県立大学では遭難対策として長年 登山者位置検知システムの開発を行ってきた。

富山県立大学の石坂教授が中心になって 進めている「登山者位置検知システムの社会実装にむけた登山者位置情報共有ネットワーク構築に関する研究開発」は総務省 戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)にも採択されているが、

Strategic Information and Communications R&D Promotion Programme

このたび 研究開発が進み 実用化への「登山者位置検知システム」を 地上側の検知局など ふくめた「ヤマシストネットワークシステム」としての 登山者位置検知システムの 発表が行われた。

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公立大学法人富山県立大学 News Release

富山県立大学(工学部電気電子工学科 石坂圭吾教授)は これまで登山者位置検知システムの社会的実装を目指し、登山者位置情報共有ネットワークの開発をおこなってきました。

本システムは携帯電話が通じないような山岳地帯においても登山者の位置情報を送受信し、検知局が設置された山小屋に登山者の位置情報を転送することを目的としています。

これまでに実施した実証実験などから、本システムが登山者の位置検知に有用であることをしめすことができました。そして、これまでの実証実験の結果に基づき社会実装可能な市販モデルを開発しましたので、ご案内します。

https://www.pu-toyama.ac.jp/news/news_outline/2021/05/13/10805/

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【モデル発表会】  令和3年5月19日 富山県民会館

【概要】

これまで立山・室堂周辺の携帯電話不感エリアにおいて、新たに開発された登山者位置検知システムに採用する登山者位置情報共有ネットワーク構築を目指して、実環境での実証実験を実施してきました。

実証実験の結果、山小屋等に検知局端末を設置し、ネットワークを構成し、ネットワーク内を移動する登山者端末を携帯した登山者からの緊急信号を受信することができました。

また その位置情報を Wi-Fiが整備されている山小屋までできることについても検証できました。

そこで、登山者位置検知システムの市販モデルを製作し、市販モデルを用いた検知局ネットワークを立山・剱岳登山道に整備し、社会実装可能であることを確認するための長期実運用試験を行う予定です。

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