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山行記録編集方針 その2


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安易な 情報過多とも言える現象

WEBサイトで 誰でも気軽に 簡単に 情報や知識を 得られることは 基本的には良いことなのですが、アウトドアの活動では 実際に その コースが サイト情報だけで 行いうるかどうかは 色々な要素があり そう 簡単なことではない のです。
知識情報だけでなく 精神的なもの 体力的なもの 経験 技術 すべての要素が あって 山行が 安全に行えうるかどうかになります。安易な 情報過多とも言える現象は 却って危険です。

色々な反応

実は WEBサイトを立ち上げ 山行記録を 載せたところ 色々な反応がありました。
中でも ガイドブックに ない いくつかの ルートなどに たいしては 色々な意見を 頂きました。

 サイト上からの情報から得られる知識が 安易に得られること の恐ろしさ 諸刃の剣となる WEBサイトに関わる 数々のご指摘の注意事項を受け 、今後とも十二分に配慮しないといけない問題であると つくづく 思わせるようなことも 実際に ありました。

対象を限定していても すべてが 経験者 熟達者ばかりではありません。 あまりに 危険すぎるところは それなりに 詳細情報を 与えるのは なんら 親切なことではありませんで、 熟達者には 未知の部分を 半減してしまい ルートの興味を台無しに してしまうもののようです。一方、未熟達者には 誰でも行ける 幻想を与え 危険極まりないこととなってしまっている のではないかと 察するような 兆候をかんじる ことや 色々な 貴重なアドバイスの数々を 頂きました。

遭難事故や 貴重な 自然を破壊する オーバーユースの兆候が出ないような サイト運営 に気を付けなければならない と痛感しているところでした。

危険 を 回避できるように


そうした中で、サイト運営のうえで極めてよく運営されている と日頃から手本として 参考にさせてもらっている 三段山クラブ様で 最近 編集方針が変更になりました。

バックカントリーのスキーでの危険性 厳しい 気象条件 積雪条件 など 総合的に判断して webサイトが 貴重な情報を出すだけでなく、 いかに 危険 を 回避できるように サイトを運営していかなければならないのか 極めて 身につまされるような事が起きていたのでした。

三段山クラブ
三段山クラブHPの方針転換
http://www.sandan.net/diary/group/other/031202.html

 北海道に限らず、富山県 中部山岳他域などの 気象条件のきつい 急峻な山岳地域をかかえる 登山の先進地域では 通常の登山レベルが 全体的に高くなっているようです。そのための 情報発信や情報交換として WEBサイトの果たす役割など 大きなものがあります。
 それに比べ 私の登っている地域の 山域では雪国の気象条件に比べれば 比較的穏やかな天候のせいでしょうが、 山自体の 登山対象としての山は 決して 劣ることないのに、 登山者全般の 登山レベルを もっとボトムアップする必要があるのではないかと 思わせるような 出来事に 山中で 再三出くわすことがあります。
もう少し 登山に かかわる 適切な情報など 適宜 開示して 他の登山先進地域に負けない 登山文化の育成を考えていかなくてはと痛感することがあるのですが、もとより 不遜にも 身分不相応な  大それた 考えでしょうが 裾野を広く底上げをし、中間域も レベルアップ することが 危険回避に役立てれば とおもいます。

その点 以下の ガイドブックの編集方針は適切です。


「本書の目的は登山をしたい人の為の簡略ガイドブックであり、そのために前刊と同様にルートの内容について詳しく書いてはいない。本来登山は未知の部分を自らの力で切り拓き、乗り越えて登るのが大きな楽しみである。ルート中に何があるのか、どう登ればよいのか事前に分かってしまっては興味が半減する。しかしその反面ルートの存在そのものが分からなかったり、思いもかけず危険なことになったりするわけにもいかないものだ。我々登山者にはその中間の適当なガイドブックが必要なのである。」

「北海道の山と谷」 1998 北海道撮影社(再刊)の発刊にあたったての序文 「内容について」

危険情報を適切に 表現し、 未知の 自ら切り開く 楽しみ

当WEBサイトも 上記の 三段山クラブ様のHP編集方針や  「北海道の山と谷」1998の 序文 に見習って 今後 サイト運営に 心掛けることとしました。
一般的なところと 経験者向けと 色々なレベルに対応は それなりに 対応していくものの、はっきり 経験者向けの コースとなるところは、 それなりの危険情報を適切に 表現し、 未知の 自ら切り開く 楽しみは 残しておくような表現に心掛けることとしました。 
あくまで 情報は 情報だけのことで、山中での 実際の行動は 精神的なもの 体力的なもの 経験 技術 すべての要素が伴って出来うることでして 自己責任のもとで ご自身で 慎重に ご判断して下さい。

ブログ開設にあたっての WEBサイトの編集方針。

ブログ開設にあたっての WEBサイトの編集方針。

この度、ブログを開設することになりました。
これを機に、拙作HPとブログの編集方針を再度検討し、新たなスタートとすることにすることとしました。

1.原稿用紙のマス目にただ、文字を入れただけの、HP、ブログにしない。

ブログを少し つかってみましたが、初心者向けのブログは とても 良くできています。
 全くの 初心者にわかりやすく 何も心配することなく ブログを簡単に作ることができるように、できています。
(本格的プロ用ブログは それなりに 難しそうだが)

HPでは 面倒なサイトの構成や 更新などの面倒な初期設定を ブログは 自動的にしてしまい、初心者にもとてもわかりやすく、設定が簡単で、ブログの形ができ、ネットの世界へUPすることができます。

ここに大きな 陥りやすい ところが出てくるような気がします。

すなわち 形はできても、文字の羅列、あるいは 原稿用紙のマス目にただ、文字を入れただけの ブログに陥りやすい危険性があるのです。

文字の羅列だけで、一応かたちとしてととのった、 ブログはできてしまう危険性があるのです。

2 HP ブログをもつことが 自己目的化してしまう危険性

HPやブログを作ることは それなりに意義のあることとおもいます。

HP ブログがあるのは 情報を伝達することで、良いことなのでしょうが、HP ブログをもつことが それ自身、自己目的化してしまう危険性があります。

問題は 簡単にブログができることから、HPブログを作るために、山へ行くといった事になる危険があるのです。

本来 山へ行くことが、第一で HPや ブログは その次の話であるべき はずです。

わざわざ、山行記録を すべて公開しなくても 別にかまわないのに、 HP ブログを作るために、無理に山へ行くという、本末転倒に陥りやすい危険性をはらんでいるのです。

すなわち 自己目的化のために 山へ行くといった パターンに陥りやすい7危険性が HP とりわけ とくにブログにはあります。

3 もともと HP ブログに限らず 登山も 自己満足の世界

端的に言えば 突き詰めれば 趣味の山は自己満足の世界かもしれません。

勿論  商売で山歩きをするのなら そうではないでしょう。山は 飯の種であり、これで 商売ができるのは 羨ましい 事なのです。

しかし、趣味の範囲で 山を楽しむのは、 本来、無償であるからこそ 楽しいのであり、そこで何らかの見返りとなるもの、有形 無形のものを 期待していったのでは 山歩きは 決して 楽しいものにはならないのです。

だから 趣味の範囲で山に行き それを元にして作った HPや ブログの 世界も 自己満足の世界だ といえます。

自己満足で終わるのは その通りで 本来は 決して悪いことでもないのです。

4、自慢話

自己満足の世界だから 只 どこへ行った ここへ行ったと ウェブサイトに公開していくのは 自分で満足している証拠です。

自己満足でいいからと、思っていて、これからよく 陥りやすい 落とし穴は HP ブログが 単なる自慢話の 羅列に終わる危険性です。

こうした自慢話話のHP ブログから 良心的な 一般読者が 受けるのは ただ単に 「自慢話が鼻につくだけの HP ブログだ」 といううことになるのです。

自己満足も 自分だけの範囲であれば 問題はありませんが、ウェブサイトで 他人様に 見せるのであれば それなりに 考えて いかなくては いけないのです。

5。山の魅力を紹介すること

拙作ウェブサイトの目的を ここで もう一度 考え直してみました。

私のよく通う山域は 四国山地の狭い一山域です。

こんな場所でも 春夏秋冬、足繁く通えば通うほど、 山域の奥深さ 自然のもつ 奥深さが 少しづつ 分かりかけてきます。

それも いけばいくほど 山の魅力のごく一部しか分かってないと 感じる次第で まだまだ 奥深さのがどれだけ深いのかなど とてもとても 分かりません。

何も 遠くの有名な高い山に行かなくても、手短な近くの山にこれだけ、素晴らしいところがある。近くの山の魅力は、行けば行くほど すこしづつわかりかけてくるものだ。

手短の山でも、こうして奥深くなる 山の魅力のごく一部を、紹介できたら 良いのではないか。

これが 拙作HPの 編集方針であるべきだと 思います。

大げさな 目標を掲げていて それに追いつかない 文章力 写真などの拙さを恥じる次第ですが、これからも、拙作サイトを 宜しく願います。

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2004年1月1日 第1版制作
2006年8月15日 更新

http://www.lnt.org/

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