「趣味の山歩き ますます深くなる近くの山域」 趣深山 Copyright(c) 2002-2011
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登山しようとして、一体、何処にどんな山があるのかまず調べなくてはなりませんが、
色々と遠方の山々を、山岳関係の情報文献資料などを見て行く時がありましたが、
いまの私は、出来るだけ、
まず自宅から見える山を、山登りの始まりとします。
まず、自分が住んでいるところから遠望して、見える山に登り、
次にその山から見渡して、見える範囲の山を登り詰めていきます。
つぎに
またその山から見渡せて見える範囲 を登るのを繰り返していくのです。
山の発見は、このようにして行うのですが、まず基本は、自分の目で見て
、気に入った山、登りたい山を、決めていくようにしています。
こうして登る山々が一つが二つ、三つ、四つとなってきて
大体 一つの山群が出来上がります。
その山群はやがて更に、大きく山域となってくるのです。
そして、いくつかの山域が出来ても、その中で一番気に入ったところが出来てきます。
このお気に入りの山域が私のホームグランドなのです。
春夏秋冬それぞれの季節に、いろいろなコースから、この山域を眺め、山中で彷徨を繰り返しましても、
毎回違った光景に出会うことになります。
動植物の変化。風の冷たさや暖かさとか季節の移ろいを毎回感じるのです。
じっくり、山域を味わうには、かなり足繁く通い続け、知らない間に、
もうこんなに、登山回数を重ねたのか、自分でも吃驚します。
毎回、同じ山域で、飽きがこない様になるには、実は、素直な気持ちで
毎回、虚心坦懐に山に接していくことが必要なのです。
多分、最近の混雑する特定の山での、特定のルートや特定の時間帯は
案内するガイドブックなど、特定の情報源に偏りのせいではないでしょうか。
実際、私は山中での喧噪は好きではないのですが、山の発見をこのように行って、
新たにしていくと、結果的に実に静かな山ばかりで、満足できる山域に通うようになってきています。
その基本になる山域の情報は、しっかりと自分の見える範囲から次々に膨らませてきて、
情報源として何処にどの山があるのかと、しっかり地についた山域概念が出来てくるものなのです。
発想を豊かしていけば、ただ登るだけでなく、もっと貪欲に山を楽しめるというものなのです
2002年10月10日 第1版制作
2006年3月22日 更新
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