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HOME山行記録 >黒笠山(1703) 矢筈山(1848) 石堂山(1636) 白滝山(1526)>平成16年5月8日


無雪期

黒笠山(1703) 矢筈山(1848) 石堂山(1636) 白滝山(1526)

徳島県美馬郡一宇村
徳島県三好郡東祖谷山村 

ここで紹介している山々は、本州の著名山に比べると、登山道や指導標は未整備です。
それは自然が多く残っていて、この山域のいいところなのですが、この山域では、登山者は自己責任での行動が求められます。

●GPSトラックログ地図を添付していますが、ここで必要な二万五千分の一地図は
「阿波中津」「阿波古見」です

コースタイムはご参考程度にしてください。
平成16年5月8日 晴れ 曇り

県道木地屋赤松線 木地屋駐車地点 7:42 --縦走路 11:15 --黒笠山(12:49-13:15) --矢筈山 (15:20-15:32) --石堂山 16:20--白滝山 16:59 --石堂神社 17:39 --林道大惣線 登山口18:07-- 県道木地屋赤松線 木地屋駐車地点 18:32

累計歩行距離 17.06km 累計標高差 1912m

僅か  中5日で同じコースを再度 訪れたが、新緑前線が急速に上昇して このルートでも新緑が茂ってきて 見通しを悪くしてしまっていた。藪の増え方など急速な変化に 驚いた次第であった。

前回と同じコースだが 細部では 片川から稜線までのコースで 工事用のワイヤー支点までのルートをとり やや西によったのと 尾根も 忠実に 従うより 少し 外した 獣道を多用して 見ることにした。

黒笠山山頂13:00「0.7m微風 20度 暑い 剣山から三嶺への稜線が見える。
矢筈山山頂15:30[南風 3m 12.3度 雲が出て 日が陰って 風が出てきた。大分涼しくなった。」

誰にも会わなかった 2日と うって変わり黒笠山付近で7名の登山者と出会った。
コースメモ

●検証
5月2日来たとき ルート上で 右か左か二手に分かれていて どちらにせよ 上で合流するから 取りあえず 右ルートなどをと決断した箇所が何カ所かあった。

右か左か 捲き道か直登か どちらも一緒そうに思えるものの  判断に悩む箇所などで、 とりあへず上に登った前回とは違い、 今回は出来るだけ前回より合理的な 違うルートがとれないかどうか、確かめるため あるいは前回の判断の妥当性を念のため検証してみたく 中5日での再訪となった。

概ね 連続2回の 探訪で あらましの 尾根の概要は掴めた感じがした。
ただ 獣道などの通りやすさは 刻々と変化する可能性が強く あくまで 現時点での話です。

● 無雪期 一部獣道を利用するコースです。
難路が含まれています。未知のルートに挑む 読図力 技術 経験 精神力 体力が必要です。 
自然豊かな 獣道を 利用するところがある ルートです。 
くれぐれも 野生動物と ルートファインディングには ご注意下さい。
途中で引き返すにも 大変な労力を 要する場合が考えられます。
それなりの準備と 装備 体調 などを考慮し 天候を見定めて 自己責任にて 慎重に 行動することが求められます。

●橋
県道木地屋赤松線の土砂崩壊現場は、木地屋の最終民家の奥200m位のところで、かなり大きな規模で崩壊していおり、現在復旧工事中で、バリケードとチェーンで一般車は通行止めにしてあります。

昨年 ここで 右岸に渡って 取り付き点を偵察した時は、細い丸木二本を掛け渡して、手摺りの代わりに 細いワイヤーを掴んで 下のゴルジュ状の水流を見ながら スリリングに 橋を渡ったのですが、今年 復旧工事のせいか立派な橋が架けられていました。

尾根は 登るにつれ 枝尾根を集めて次第にはっきり してきます。
このコースを下りで使うには 難しいルートファインディングが要求されます。

●「残置された サブザック3個を発見」その後 
平成五年(1993年)8月尾根道から道に迷った三名の方がヘリコプターで救出されたことがあって、どうやら これらのザックはこの三名のものらしいと、2004年12月に判明。(この件は 山岳遭難で多い道迷い )

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★概念図

★トラックログ


2004年5月8日 etrex Legend GPSトラックログ
●二万五千分の一地図は「阿波中津」「阿波古見」

カシミール(杉本智彦氏作)利用
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものです。(承認番号 平15総使、第387号)」

●二万五千分の一地図は「阿波中津」「阿波古見」


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★写真

片川に架かる橋 対岸の土砂崩壊地を見る
尾根から黒笠山を見る 黒笠山近く 山頂の人影も見える
石堂山お塔石 下から見上げる 石堂神社 社叢が無くなり 庇が崩れている

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平成16年5月9日第一版
平成16年12月9日改訂増補

ご注意
この登山道は十分には整備されていません。険しい山道が続いています。
気象条件やあなたの技量と体調をよく考えて、適切な装備を準備した上で、くれぐれも慎重に判断し自己責任で行動してください。
自然へのインパクトを出来る限り少なくするよう心がけましょう。


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