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矢筈山(1848) 石堂山(1636) 白滝山(1526)

★平成26年1月2日概念図 記録 写真

20140102-561.gif

平成26年1月2日 曇り

矢筈山(1848) 石堂山(1636) 白滝山(1526)

【記録】

木地屋 駐車地点 4:00 --林道大惣線ヘアピン地点 (4:39-4:59)---矢筈山(10:30--11:29)---石堂山(12:51-13:18)---白滝山 (14:10-14:26)---石堂神社 (15:09-15:16)--林道大惣線登山口 15:39---林道大惣線 ヘアピン地点 (15:51--15:59) ---木地屋駐車地点 16:30

【山頂】

矢筈山 山頂 「-5.4度 西3.3m 曇 風は穏やか 剣山 次郎笈 三嶺 西熊山 天狗塚 見える 。雪多い」

石堂山 山頂 「-2.4度 西3-5m 曇  矢筈山見える 天狗塚 頭だけ 見える」

白滝山 山頂 「-1.0度 西2m 曇。雲の間から 日射しが出てきて 穏やかな天気」


【大雪の周回登山】

雪の多い時の 矢筈山 石堂山 白滝山の ワンデー周回登山。

1月2日 全区間 すべてラッセル。

他に登山者なく 誰にも会わず。動物の足跡はあるが 人のトレース 皆無。

難易度 高く、満足感 十二分に味わえる、初山行にふさわしい とても良いコースだった。




【2013年 年末大雪】


■このところ 恒例の年始初山行は 矢筈山。

剣山系の山域でも とりわけ 雪深い 矢筈山。

地味だが雪が多いと かなり手強い山だ。

2013年 年末大雪で、かなりの降雪があり、矢筈山も雪が おおそうだ。


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【アプローチ】

■つるぎ町からの アプローチの徳島県道 木地屋赤松線 の先、 林道大惣線は、過去の 大雪の時などは、大抵の場合 林道斜面からの雪崩も発生したりしている。

最終民家を こえて 車で 奥まで入っていたりすると 日中の雪崩で うかうかすると 退路が遮断されたりする危険もある。また ここは 落石も多い。

今回は 林道の除雪状況など よくわからないため、念のため 木地屋の最終民家より はるか手前で 駐車し 出発。

原則「どんな場合でも 最終民家手前の駐車であれば まず絶対間違いない」

注(最終民家でも 廃屋でなく 『人が実際住んでいる最終民家』)

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■心配していた 除雪は 結局 ヘアピンカーブまで 続いていた。

最終民家手前での駐車という 「安全策」は、今回は とりこし苦労だったかも しれないが 片川沿いの林道は 基本的に 除雪サービスのない林道。

 車がスタックし Uターンもできない状態になれば あれこれ脱出に苦労し、駐車場所も 掘り起こさなくてはならないので、30分ぐらいは すぐ経過しまう。

手前に駐車して30分歩いたほうが 時間的にも 精神的にも はるかに 余裕ができる。

ここでは 過去の大雪時 何度も 痛い目に遭った経験で 「羹に懲りて膾を吹く」ぐらい より慎重になる。

ヘアピンから ラッセル開始。今日も一日 長いラッセルになりそう。

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【大雪の時の難所】


■片川沿いの山道

急峻な溪谷の中腹を まいて通過する 山道は 大雪のつき方次第で 一気に難所に。

さらに 大きな 高捲きしたことも過去 何度も。

幸いに 今回は 雪は安定していた。

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■橋 片川沿いの橋

橋の上に 大量の雪がつもり キノコ状態になり どこが 橋本体か まったくわからなくなる。

わたりながら キノコ雪を 叩き落とすとなると 一気にブロック崩壊しそうで 大変危険。

こうした時は 橋は諦めたほうがいい。

うまくいけば スノーブリッジで渡れるか そもそも冬は水量が少ないので 徒渉のほうが 安全確実。

幸い 今回は そこまでの 大雪でなく 橋で渡れた。


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■大雪時は 「2連橋片川 左岸」より 「片川 右岸」のルートをリコメンド


片川にかかる2連橋を通って 片川 左岸を まいていく 道は 南面で 雪崩が発生する 危険箇所があり 過去何度も デブリを目撃している。

大雪時、場合によっては 更に高捲きするか・左岸沿いをやめて 「片川 右岸沿いのルート」を選択したほうがいい。

今回は 「片川 右岸沿いのルート」を選択。


ただし ワンデー周回時には 未明の通過となり 暗い中でも 確実に ルートファインディングできることがポイントとなる。
 

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■矢筈山(1848) 山頂北側稜線


過去 何度も 苦労している箇所で 雪庇 張出しが大きい。

踏み込まなくても 微妙なバランスで成り立っている 大きな張出しは、近づくだけで一気に ブロック崩壊する場合がある。

過去 危険を感じて 風上側の灌木帯に 入ることも 何度もあった。

雪のつき次第で 特に要注意。

今回の雪庇は 大きな張出しだったが、踏抜き ブロック崩壊 に細心の注意をはらいつつ 慎重に通過。


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■白滝山 木地屋下山分岐標識から から 石堂神社 への 下降


夏道は 分岐から100m すぐ尾根南側を捲いていく ここが 最初の 関門。

寡雪のときは 夏道は問題なく通過できるが

大雪の時は南斜面で日差しが当たると 大規模雪崩が発生する。

大雪のときは 稜線どうしで 冬道で 下るのが 正解。

今回 稜線を 下りながら 夏道を見ると、
 案の定 斜面全体 雪が いっぱい雪崩れていた。





動画 mpg
http://youtu.be/Cb4eQ2R2pQQ



動画 mp4
http://youtu.be/xcSqHJZa4S4



ユーチューブ スライドショー
http://youtu.be/cQ693p4dwcs






平成26年1月2日 矢筈山(1848) 石堂山(1636) 白滝山(1526)


ピカサ写真


ピカサスライドショー


つるぎ町 岩戸温泉


林道 歩く


一宇林道 終点


橋 を渡る


雪が多い


登り 


登り トレースを振返る


矢筈山が見えてきた


矢筈山が見えてきた


張出しが多く しかも 段差が激しい


矢筈山頂 近づく


雪庇 張出し状況 定点観測地点


矢筈山頂 すぐ


矢筈山頂
定点観測
年末年始としては 平成18年1月2日につぐ降雪量だ


山頂標識


矢筈山頂から 石堂山 方面


落合峠方面


黒笠山 剣山 次郎笈 方面


サガリハゲ、 三嶺 西熊 天狗塚が見える


山頂標識


矢筈山頂を振返る


縦走路 木々が垂れ下がり ルートを選ぶ


石堂山方面を見る


雪深いところ


稜線は 吹き込んだ雪で 幅広くなっている


水場標識 
定点観測
平成18年1月2日は完全埋没


石堂山 山頂
 定点観測
こちらは平成18年1月2日より雪が多い (ここは風の影響だろう)


石堂山から 矢筈山方面を見る


5号標識 埋没状況
 定点観測
平成18年1月2日は完全埋没


御塔石 案内標識 埋没していたが 掘り起こした
定点観測
平成18年1月2日は完全埋没


御塔石


迷路のようだ。 木々の 垂れ下がり


石室


石堂山方面振返る


トレースを 振返る


木地屋 林道への下山標識


白滝山 山頂 かなり埋没
定点観測
平成18年1月2日は完全埋没


南側を 捲く 夏道は 雪崩あり 大雪の時は ここは尾根通りの下りが正解


雪崩


幅広い 尾根


石堂神社 


屋根の雪 重そう


林道に降り立つ


矢筈山山頂を見ながら 下山


林道 ラッセル跡を振返る


朝渡った 橋


新しい橋 一宇林道 木地屋橋


最終民家 積雪状況 車の屋根に積もった雪は 降雪情報を伝えてくれる。


平成26年1月2日 午前9時 地上天気図


平成26年1月2日 午前9時 500,300hPa高層天気図


平成26年1月2日 午前9時 850,700hPa高層天気図


平成26年1月2日 レーダーアメダス合成値(気象庁発表)過去24時間降水量変化:動画



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    平成26年1月2日第一版

    ご注意
    この登山道は十分には整備されていません。険しい山道が続いています。
    気象条件やあなたの技量と体調をよく考えて、適切な装備を準備した上で、くれぐれも慎重に判断し自己責任で行動してください。
    自然へのインパクトを出来る限り少なくするよう心がけましょう。


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