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積雪期

 牛の背(1757) 天狗塚(1812) 西山栗園より

徳島県美馬郡一宇村
徳島県三好郡東祖谷山村 
高知県香美郡物部村

ここで紹介している山々は、本州の著名山に比べると、登山道や指導標は未整備です。
それは自然が多く残っていて、この山域のいいところなのですが、この山域では、登山者は自己責任での行動が求められます。
●この山域への 交通機関 アクセスはここをご覧下さい
無雪期20分のところが積雪期1時間半から2時間掛かることもあります。
コースタイムはご参考程度にしてください。
●この山域の地形、地質と気象はここをご覧下さい
●二万五千分の一地図  「京上」 「久保沼井」
●この山域の地形、地質と気象はここをご覧下さい
積雪期 獣道コースです。難路が含まれています。未知のルートに挑む 読図力 技術 経験 精神力 体力が必要です。 
自然豊かな 獣道を 利用するところがある ルートです。 
くれぐれも 野生動物と ルートファインディングには ご注意下さい。
途中で引き返すにも 大変な労力を 要する場合が考えられます。
それなりの準備と 装備 体調 などを考慮し 天候を見定めて 自己責任にて 慎重に 行動することが求められます。

●二万五千分の一地図  「京上」 「久保沼井」
 平成16年2月28日 晴れ 曇り  

西山林道駐車地点 6:58 -- 牛の背三角点 10:00 -- 天狗塚 (10:54 -11:56)--樹林限界12:44-- 西山林道 13:38--駐車地点13:56

累計歩行距離11.18km 累計標高差 1066m


今年は春の訪れが早いようだ。
このところ 暖かい日々が続いて 雪解けが 急速に進んでいる。祖谷谷の南面はすっかり雪が無かった。

西山栗園入り口付近に 駐車し 歩き出す。栗園の中も すっかり雪がない。栗園最上部から取り付く。
1182p まで藪のなかを縫っていき、人工林の中に入り 高度を上げていくと、北側斜面だけあって だんだん残雪が出てきた。

雪は 堅く クラストしていて 潜らず 快適に 歩ける。

残雪量は次第に増え、雪田状になっているところや、笹や藪が雪の下になっているところが多く 無雪期より 却って 楽に歩けた。

ところどころ 野生動物が木の皮を剥がして 木の素肌があらわれているが とくに真新しい のを よく見かける。雪の中では 食べ物が得にくいからか。

動物の足跡が 縦横に ついていて やはり 野生動物の 宝庫のような 所だ。

樹林限界を出て 無雪期に 池のあるあたりは 雪原状に雪が溜まっていた。

このあとは 笹が出てきて 獣道が露出しているところを 通り 牛の背三角点に つく。
「マイナス1.5度 南風 5m 赤石 笹ヶ峰 石鎚山系まで見え視界はよい」

天狗塚への縦走路は 完全に 夏道が露出していた。
天狗の池の付近 は 一部笹が出てきているが 水面は凍結している。

天狗塚山頂に 立ち寄って 牛の背 北西尾根方面へ 縦走し下山した。

雪が 北面の 一部に 残っているが もう残雪 といった感じだった。
【反省点】

1月と2月中旬頃までは まずまずの 積雪に恵まれて いたが 2月中旬以降の 急速な暖かさで 一気に 雪解けが進んでしまった ようです。 

春は 突然 やってくるというか、急激な季節の移り変わりには本当に驚かされます。

今冬 シーズンの積み残しの課題が まだまだ たっぷり残っているのに、こんな 早い雪溶けには 参りました。
まあ 「そう あくせくせずに のんびり腰を据えて 又来シーズン の楽しみに取っておけ」 という ことかもしれません。



積雪期の記録としては、やや 気が引けるのであるが、早い春の訪れとして 一応 2月までのは 積雪期の記録の所に 入れておきます。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平15総使、第387号)」


カシミール(杉本智彦氏作)利用

★写真

樹林帯の中 残雪 天狗塚 
まだら模様 牛の背 左より 天狗峠 西熊山 三嶺 剣山 次郎笈 
牛の背 北西面 樹林帯 の残雪

赤テープなどについての 私の考え方は ここにあります。

これだけ自然が豊富な 場所に 赤テープのような 所詮は ビニールゴミになる ようなものを 残置しないように したいというのが私の考えです。

( ビニールよりは まだ 木綿の 赤布なら救えるけれど ) それでも 付けないのが 一番 でしょう。

山は 登山者だけのもではありません。 山里の人 林業関係者 には ことに 赤テープは 嫌われます。

また 赤テープは  あとからくる 登山者の ルートファインディングの 楽しみを  奪ってしまうものなのです。

後から来る人のためにも 地図 磁石 何だったら GPSを 積極的に 活用しましょうと いうのが 私の考えです。 

平成16年2月29日 初版

ご注意
この登山道は十分には整備されていません。険しい山道が続いています。
気象条件やあなたの技量と体調をよく考えて、適切な装備を準備した上で、くれぐれも慎重に判断し自己責任で行動してください。
自然へのインパクトを出来る限り少なくするよう心がけましょう。

http://www.lnt.org/


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