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令和4年3月12日 三嶺(1893)西熊山(1816)天狗塚(1812)
【日時】 2022 令和4年3月12日
【天候】 曇 晴
【コース】 菅生 三嶺(1893) 西熊山(1816) 天狗塚(1812) 菅生
【記録】
いやしの温泉郷 発 3:27 --- 林用作業小屋跡 5:27 --- 1791m標高点 7:54 --- 菅生下山口標識 8:27 --- 三嶺 (8:51-9:14) --- 西熊山 (11:44-11:59) --- お亀岩 12:26 --- 天狗峠綱附森分岐 13:24 --- 天狗峠西山林道分岐 13:34 ---天狗塚 (14:00-14:18) --- 天狗峠西山林道分岐 14:44 --- 西山林道天狗塚登山口 (15:52-16:07) --- いやしの温泉郷 着 17:53
【山頂】
3月 このところ 一気に春めいて 夜間になっても 気温が下がらず 高温のままだ。
いやしの温泉郷を 未明に出発。
いやしの温泉郷 三嶺登山口付近は 伐採作業で 樹木がなくなり 一面 見渡せるように なってしまった。
雪は 更に 減ってきていて、標高1100-1200m ぐらいから ようやく 雪の上を歩く。
夜明けが さらに早まり、標高1600mすぎて 明るくなるも 曇天で太陽は顔出さないまま 登っていくと そのうちに ガスの中へはいる。
気温が高く 雪が緩んで トレース痕での 踏み抜きが 次第に増えてくる。
雪が減って 案内標識や鹿よけネットフェンスなども さらに 露出してきた。
■三嶺 「プラス2.8度 北 4m ガス 視界なし。」(累計登頂回数 741回)
ガスの中 ここまで 南面の見える範囲で 笹の露出状況 雪崩デブリのある場所、雪崩ブロック崩壊、発生状況をチェック。
また一週間で 南面の雪が だいぶ 落下してきているが 不安定な雪も残っているようだ。
■今日の山稜は 朝から 春の陽気で高温。
季節は進み 春の融雪期にはいり 雪が緩んでグダグダな不安定な積雪状況になってきていて 注意が必要だ。
縦走路は トレースあるも 踏み抜きが 頻発。
潜りも大きくなり 所々 空洞に 深く はまる 箇所も増えきて 体力を消耗。
■登山道には 雪解け水が 流れたり 水たまりになったりしている箇所が続出。
季節は一気に進んで 典型的な春の融雪期の様相だ。
■西熊山の南面を見ると 今冬 何度目かの雪崩痕を 確認。
不安定な雪庇も まだ 残っている。
大きな雪庇の落下痕をみると 破断面は1-2m位と大きい。
そのうちにガスが とれてきて 天候は回復。三嶺が見えてきた。
■西熊山 「プラス4.7度 北4m 曇り。三嶺 次郎笈 天狗塚 見える。高温で雪が腐ってきている。」(累計登頂回数 611回)
■西熊山頂 西側の 積雪期に雪の溜まりやすい箇所で 長年ずっと観察している定点観測地点にて 積雪状態を確認。
まだ 堆雪量は多い。
https://shumiyama.com/kiroku-huyu/teiten/nishikuma-hukin.html
■お亀岩避難小屋付近の斜面の雪の状況をみる。南面の雪はだいぶ落ちて 笹が露出しているが 小屋はセーフ。
■お亀岩から天狗峠の登り区間では 高温でも雪庇が しっかり残っていて 要注意。
■天狗峠 東面の 上部グライドクラックは 前週に比べ 更に 一段と 大きくなってきて 下部の雪面には波打つシワシワも見られ もうすぐにでも 崩れそうな感じになってきている。
天狗峠 東面は 典型的な雪崩地形で要注意箇所。
■見ると 天狗峠 南面側 谷道川の源頭部付近にも 比較的新しい雪崩デブリ痕がいっぱい。
■以前 天狗峠綱附森分岐 天狗峠東面で 雪崩地形のデブリ帯に わざわざ 入りこんで 大休止している 無知な大人数パーティーを見かけて 驚いたことがあった。(2010年1月24日)
http://shumiyama.blogspot.com/2010/01/2010124_24.html
https://youtu.be/mGAh8R0AJCQ
■四国の山では 雪崩と無関係と 思っている 無知の登山者が 四国には いまだに 多いのが残念ながらの現実。
しかし四国内でも死者がでる雪崩事故が実際おきている。
無雪時期とは ちがう 積雪期登山の危険性を 十分わきまえたうえでの 慎重な行動が求められる。
https://shumiyama.com/yomoyama/nadare.html
■天狗塚 「プラス10.2度 西1.4m 晴れ。三嶺 剣山 次郎笈 見える。気温が高く 雪がグダグダ。」 (累計登頂回数 695回)
季節は一気に進み 気温2桁とは。この時期としては 暑過ぎだ。
■雪が腐っているので慎重な行動が求められるなかで 陽のあるうちに いやし温泉郷へもどるには 今回も 牛の背は割愛し、素直に 天狗峠経由で西山林道へ下山することにする。
天狗峠から西山林道へは 深く踏み抜きした ツボ足トレース多数。
腐り雪に注意して慎重に下山。
■西山林道天狗塚登山口は路面に雪なく 駐車車両なし。
■林道阿佐名頃線 菅生方面の残雪は大幅に減ってきていて 轍も増えて 2週前や前週に比べて 随分 歩きやすくなっていた。
■この日 出会った登山者は菅生道5名。三嶺・西熊山 縦走路2名 お亀岩1名 計8名。
西山林道 天狗塚登山口 駐車車両 なし。出会った走行車両もなし。
2022 令和4年3月12日現在
累計山行日数 1975日(内 四国 1585日)
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いやしの温泉郷 及び 奥祖谷観光周遊モノレール 当分の間 休業。
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【動画】
https://youtu.be/HTJJqqwkpms
【写真】
flickr
https://www.flickr.com/photos/shumiyama/albums/72177720297320514
ヤマレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4079902.html
YAMAP
https://yamap.com/activities/16112066
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【三嶺(1893) 積雪期の名頃コース 特に ご注意】
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三嶺菅生道の 菅生登山入り口には 以下の看板があります。
「この登山道は 十分な装備 体力 時間がない方は 行かないようにしてください。名頃登山口からの登山を お勧めします。」
前段の部分は 年間通じて あてはまりますが
後段の部分は 雪のない 無積雪期(スリーシーズン)の話であって 一般的に 雪が多くなるような 積雪期間には
名頃登山道の 夏道ルートは 雪崩や滑落のリスクが高くなり 危険が 高いルートとなります。
積雪期は名頃ルートが この 看板の内容とは 全く違うことを 十分 ご承知おきください。
【三嶺(1893) 冬の名頃コース 特に ご注意】
https://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/01d4cf0037eabf915f395a6a25cd617b
http://shumiyama.blogspot.com/2013/12/1893.html
【大雪の冬 三嶺(1893)の名頃コース】
https://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/e3e6c5d15b44fe7f384790c53be052f3
【三嶺(1893)南面、雪崩リスクの高い斜面】
https://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/ccfba53bf2833fc4370da25f8924c670
http://shumiyama.blogspot.com/2011/12/1893.html
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【APRS】
2022年3月12日 APRS(Automatic Packet Reporting System)
APRSは 山中の登山者の現在位置を リアルタイムで 地上側で パソコン・スマホのグーグルマップ上にて閲覧でき、山岳遭難対策には きわめて 有効なシステムです。
ただしアマチュア無線家の皆様によって運営されていて アマチュア無線従事者の資格と アマチュア無線局の開局免許が必要となります。
今回も アマチュア無線位置情報システムAPRSネットワークを しっかり使わせていただきまして、多くのアマチュア無線家のみなさんには 大変お世話になり ありがとうございました。
「 JJ5MDM-7 」 アマチュア無線の電波
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=86400&tail=86400
アマチュア無線の電波をつかうJJ5MDM-7
今回 2台とも順調。
「 JJ5MDM-5 」携帯電話網ネット接続環境からスマホアプリ「APRSdroid」使用。今回 順調に動作。
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=86400&tail=86400
「 JJ5MDM-7 」と「 JJ5MDM-5 」を 同時に表示
http://aprs.fi/#!mt=roadmap&z=11&call=a%2FJJ5MDM-7%2Ca%2FJJ5MDM-5&timerange=86400&tail=86400/
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IBUKI.run 活動ログLIVE配信 2022年3月12日
https://ibuki.run/
リアルタイムに現在位置を表示公開。
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【気象】
令和4年3月12日 午前9時 地上天気図
令和4年3月12日 午前9時 500,300hPa高層天気図
令和4年3月12日 午前9時 850,700hPa高層天気図
令和4年3月12日 レーダーアメダス合成値(気象庁発表)過去24時間降水量変化:動画
短期予報解説資料
【定点観測】西熊山山頂付近縦走路 定点観測https://shumiyama.com/kiroku-huyu/teiten/nishikuma-hukin.html
ご注意
この登山道は十分には整備されていません。険しい山道が続いています。
気象条件やあなたの技量と体調をよく考えて、適切な装備を準備した上で、くれぐれも慎重に判断し自己責任で行動してください。
自然へのインパクトを出来る限り少なくするよう心がけましょう。
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